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小栗旬、“ミスタータイガース”引退劇に感慨

 俳優の小栗旬がナビゲーターを務めるTBSのドキュメンタリー番組『テレビ未来遺産 壮絶…なぜ私はやめたのか?伝説の引退SP』(10月14日放送、後9:00)の収録が12日、同局で行われた。

TBS『テレビ未来遺産 壮絶…なぜ私はやめたのか?伝説の引退SP』でナビゲーターを務める小栗旬 (C)ORICON NewS inc.

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 同番組は、昨年10月にWOWOWと共同制作した番組の第2弾で、スポーツ史の中に輝かしい実績を残す選手の“引き際”にスポットを当て、その引退劇の真相を解き明かすドキュメンタリー。小栗は前回に続いてナビゲーターを務める。

 今年は――「ミスタータイガース」と呼ばれた男、掛布雅之の早すぎる引退。悪性の脳腫瘍により32歳という若さでこの世を去った広島東洋カープの津田恒美投手。スウェーデン系米国人の父と日本人の母を持つハーフゆえに、いくつもの悲運に見舞われたバレボールのヨーコ・ゼッターランド――の3人の引退にまつわる知られざるドラマを紹介する。

 今回のラインナップを観て「父が阪神タイガースの大ファンなので、喜んでくれそう」とニッコリする一方、「スポーツ選手にはいつか引退する時が来る。掛布さんが阪神を辞めようと思った時、ほかの球団から『まだ、やれる』と誘われても断ったエピソードを聞くと、ファンの声援は勇気にもなるけれど、時にとてつもないプレッシャーとして選手を苦しめることもあるんだなと思う」と神妙な顔も見せていた。

 また小栗は「東京五輪関連の報道を観ていると、子どもたちに夢をつなぐことができるとか、ソフトボールに関してはそれがかなわなくて残念だとか、子どもたちにとってはどういう舞台でやるかによって、だいぶ違うことなんだなぁ」と4年に一度のスポーツイベントの最高峰としてのオリンピック・パラリンピックにも思いを馳せ、「僕なんか、大したことしていないんですけど、たまたまこの番組を観て、(野球などのスポーツ選手になろうと)思う子が出てくれたらうれしい」と番組をアピールした。

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