8月中旬に負傷を抱えてシーズン序盤に出遅れたユヴェントスFWアレッサンドロ・デル・ピエーロは、復帰後間もない10月1日に練習で再びケガをした。ワールドカップ(W杯)出場を目指す彼は、イタリア代表を率いるマルチェロ・リッピ監督にまだアピールできていない。それでも、復帰に向けた意欲は十分である。

インタビューに応じたデル・ピエーロは、「僕はいつもケガがちというわけではない。深刻な負傷というのは、ここ4年はなかったことなんだ。再び離脱することになったときは腹が立った。怒り狂ったよ。でも、僕たちヴェネト(デル・ピエロの出身州)の人間がなんて言うか知っている? 『何かを取り除くためには、問題が付きものだ』って言うんだよ」と笑顔で答えた。

負傷している間もモチベーションは高まっているようで、「ケガをする前よりも強い気持ちを持って復帰するよ。前が気持ちに欠けていたわけではないけどね。でも、もうちょっとだ。チームの新しいフォーメーション? (チーロ・)フェッラーラ監督は、しっかりと伝えているよ。時代遅れの戦い方なんかじゃないね」と話している。