今回の衆院選に立候補した1374人の顔ぶれを見ると、世襲候補が3分の1を占め、かつ高齢化が目立つ自民党に対し、民主党は新人候補が自民党の約4倍に上り、女性候補も自民党を大幅に上回るなど対照的な結果となった。 ■女性 女性の立候補者数は229人、候補者全体の16・7%となり、中選挙区制時代を含め過去最多となった。これまでは平成12年の202人が最も多く、前回(平成17年)は147人だった。幸福実現党が73人擁立したことで全体数を押し上げた。 同時に、民主党が積極的に女性を登用し、前回の24人の2倍弱にあたる46人を擁立したことも要因だ。選挙担当の小沢一郎代表代行は、与党の大物候補の選挙区に女性を立てることで、無党派票獲得を狙っている。自民党は前回を1人上回る27人にとどまった。 ■年齢 全候補者の平均年齢は50・7歳で、前回の50・6歳とほぼ同じ。自民、民主両党を比較すると、自民党は55・5