【2月14日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2015)は13日、韓国・ソウル(Seoul)で女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、宮原知子(Satoko Miyahara)が64.84点で首位に立った。

 小柄な16歳の宮原は、序盤の3回転ルッツと3回転トーループのコンビネーションジャンプを決めると、全日本フィギュアスケート選手権(Japan Figure Skating Championships 2014)覇者の実力を見せつけた。

 昨年大会で準優勝に輝いている宮原は、「1位になれたのはうれしい」としながらも、「まだフリースケーティング(FS)があるので、それに備えたい」と気を引き締めた。

 また、全日本女王として臨む最初の大会にも、「自分のベストを出すことだけ考えていた」と気負いはない様子だった。

 62.67点で2位につけた米国のグレイシー・ゴールド(Gracie Gold)は、演技構成点で宮原を上回ったものの、ジャンプのミスが響いた。

 最初のコンビネーションジャンプで壁に手をついたゴールドは、その後のダブルアクセルもシングルになってしまった。

「(ジャンプに入るとき)加速していたので、壁に近づきすぎてしまった」としたゴールドは、「回転不足にならないよう、そこでできるベストを出した」と振り返った。

 ダブルアクセルの失敗については、「一流選手でもミスをすることはある。FSで良い演技をするだけです」と気持ちを切り替えた。

 日本勢では、本郷理華(Rika Hongo)も61.28点で3位につけており、15日のFSを迎えることになる。(c)AFP