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2016年01月26日
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カテゴリ:太田 裕士

火曜日担当の太田です。

 

 この週末全国大荒れの天候となっていましたが、帯広は比較的穏やかな天候。土曜日は気温がプラス気温になり、その影響でレースは時計のかかるやや重い馬場となりました。日曜、月曜は気温も戻り、朝方氷点下10度を下回る気温。同じような馬場水分でも気温によってレースの性質が全く違うものになるのです。予想するうえでは重要ですね。

 

 

 昨日第7レース、鈴木恵介騎手が「サカノチサト」で見事に勝利。通算2000勝を達成しました。デビューから18年。これまでの記録、藤本匠騎手のデビューから1910ヶ月を破り、ばんえい史上最速での通算2000の達成となりました。また、通算2000勝達成は、ばんえい競馬史上12人目、現役では5人目。

160125【写真-1】鈴木恵介騎手2,000勝達成.JPG

(主催者提供)

鈴木恵介騎手は「素直にうれしい。本当は昨日(24日)のレースのどこかで勝って2000勝を決めたかったが、勝利とはならなかった。人気馬も多く、勝つチャンスもあり、いいレースは出来ていたとは思うが、それが勝負!競馬だよね。ここまで色々あったけれど、2012年「ニシキダイジン」で勝った『ばんえい記念』が一番の思い出。今後は、一つ一つ勝利を積み重ね、また3000勝を目指して頑張ります。」とお話しくださいました。

20160125_162737(0).jpg 

言わずと知れた鈴木恵介騎手の近年の成績。ばんえい競馬は馬3、騎手7とも言われているように騎手で馬券を買う方も多くいると思います。それだけ騎手の技量がレースを左右する、まさに技なのです。あの1tもある巨体の馬を御するのは並大抵のことではないでしょう。そんな中、毎年200勝前後あげ、馬を勝利に導き活躍する鈴木恵介騎手。重賞通算50勝。内今年度は7勝。春から夏にかけて今年は少し出遅れた感はありました。11月の段階ではリーディングトップと20勝近く差があり、今年度は難しいかと思われましたが、ここにきて猛チャージ。今週の開催が終了した時点で、トップの藤野俊一134勝。そして2位の鈴木恵介騎手130勝。その差4勝。あっという間に射程圏に入ってきました。今後のリーディング争いにも注目が集まりそうです。

オフィシャルのコメントでは「いろんな記録を塗り替えていきたいし、ファンの皆様の記憶に残るレースを続けていきたい」とのこと。記録といえば、先日の『ヒロインズカップ』は鈴木騎手有力馬の「キサラキク」に騎乗。もし、勝利していれば12月20日『ばんえいダービー』から5連続の重賞制覇の記録がかかっていました。(実は、『ばんえいオークス』には騎乗していなかったので、騎乗機会でいえば『ドリームエイジ』から5連続重賞制覇)はっきりとしたことは平成以降の記録しかないのですが、ここまで4連続重賞制覇が最多。おそらく昭和でもなかったのではとのこと。ある方の情報ですと、尾ケ瀬富雄現調教師が騎手時代4連続重賞制覇という記録があり、5連続はばんえい史上最多になるのではとのことです。

ということで、鈴木恵介騎手5連続重賞制覇、さらに通算2000勝という記録。緊張感あふれる中の重賞でもあったのです。残念ながらWでの記録達成とはなりませんでした。5連続重賞制覇はお預け。しかし、昨年度重賞7勝、今年はすでに7勝あげているように、近い将来記録達成となる可能性は十分あると思います。

通算2000勝達成のセレモニーは、次回1月31日(日)帯広競馬場パドック横表彰台で行われる予定です。時間は未定。決まり次第オフィシャルのHPで発表します。要チェック。どうぞ皆さんでお祝いしてください。

 

 

 前記でも触れた4歳以上牝馬オープンの重賞『第26回 ヒロインズカップ BG2』が24日(日)に行われました。

5歳の頂点決戦『天馬賞』を史上初の牝馬で制した「キサラキク」が1番人気。いつも大事に使われ、今季は秋から始動「ナナノチカラ」が2番人気。もう1頭の6歳実力馬「セイコークイン」が人気を集めていました。

レースは、道中全馬離れずの展開。ゆっくりと刻みながら進み、ほぼ一線で第2障害までやってきました。最初に第2障害に来た「アアモノドセブン」そして、「セイコークイン」から仕掛け、今季で引退の「アアモンドマツカゼ」が動き出し、その後有力馬「ナナノチカラ」など第2障害に挑んでいきました。一歩一歩力強く上がってきて先頭で抜けてきたのは5番人気「アアモンドマツカゼ」。そして、「ナナノチカラ」が2番手でクリア。少し離れて「センゴクイチ」「マゴコロ」、そしてようやく人気の「キサラキク」「セイコークイン」が降りてくる展開。その時点で前の「アアモンドマツカゼ」「ナナノチカラ」が残り30mまで進んでおり、勝負は2頭に絞られました。残り20mで「ナナノチカラ」が先頭に立つと、そのまま脚色鈍ることなくゴール。「アアモンドマツカゼ」が2着。3着争いがもつれ「センゴクイチ」に最後「マゴコロ」が並んでのゴールでしたたが、「センゴクイチ」が粘っての3着。1番人気「キサラキク」は最後脚を伸ばしてはいましたが5着いう結果でした。

160124【写真-1】ヒロインズカップ.JPG 

(主催者提供)

 

20160124_182719.jpg 

安倍憲二騎手は「道中あまり行きっぷりはよくなかった。初の780kということもあったと思います。しかし他馬も重量を背負っているので位置はしっかりとれ自分の競馬は出来たと思います。この馬のポイントは障害とゴール際。先頭の馬(アアモンドマツカゼ)は最初から行くと思っていたので、障害を越えた時点で差せるとは思いました。只、あとはゴール際で止まらなければとの思いでした。昨年のように1頭抜け出すよりも、今回のように競り合いになったこともゴール前の辛抱に繋がったと思います。」

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小北栄一調教師は「出るからには勝ちたい。そう思っていたのでこの勝利はうれしい。道中焦らないで山さえ越えればと思っていました。騎手(安倍騎手)がよくやってくれました。昨年の『ポプラ賞』勝利から牧場で休養し、戻ってきたときは思っていたより肉がついておらず、体作りから始まりました。徐々に調子を上げ、ここをピークもってきました。もともと馬主の意向で大事に大事に使われてきた馬。おそらく現役生活は来年度が最後だと思います。小さい割に気性がよく、父母の良いところを受け継いだ馬です。おっとりとしているようですが、きかないところもある。今後もレースを選びながら使っていきたいです。次回は予選を勝利しているので2月8日()の軽量500kレース「スピードスター賞」の予定です。」とお話しくださいました。

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「ナナノチカラ」は最強世代の6歳。2歳の秋ぐらいからメキメキと力をつけ、2歳牝馬重賞「黒ユリ賞」、3歳牝馬重賞「ばんえいオークス」、4歳牝馬重賞「クインカップ」、そして古馬牝馬重賞「ヒロインズカップ」の牝馬重賞競走完全制覇となりました。昨年はご存知の通り、あと少しというゴール前で止まってしまい、2頭に差されて3着。今年はそのリベンジとなりました。今回安倍騎手は、休養から戻ってきたときの馬体減りから、ここまで過程、調教などみて、よく仕上がっているとは思ったけれども、レースは80%ぐらいの自信しかなかったようです。荷物もこれ以上は厳しい。能力はあると思うが、馬体を増やすことが難しい。人間と同じように馬にもかみ合わせがあるようで、「ナナノチカラ」はあまりかみ合わせがよくなく、上手に餌を食べることが出来ないようです。馬体が増えない一因でもあるようです。そんなこともあり大事に使われているのかもしれませんね。来年度引退と聞いたとき、残念だなあとの思いはありましたが、競馬は現役だけで終わるものではない、この血をしっかりと受け継ぐ子供たちの走り、未来につながることを考えるとまた楽しみが増えたように思います。ただ、来年度は休みながらですが走るとのことですので、「ナナノチカラ」力をしっかりと見届けようと思います。

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160124【写真-2】ヒロインズカップ.JPG 

 

 

 

さて、話は変わってホッカイドウ競馬から

明日27日()Aiba石狩(サテライト石狩)で2015年ホッカイドウ競馬リーディングジョッキーに輝いた五十嵐冬樹騎手のトークイベントが開催されます。MCは坂田博昭アナウンサーです。

サテライト石狩.png 

明日は川崎記念もあるので、ぜひ皆さん一緒に楽しん頂ければと思います。






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最終更新日  2016年02月02日 23時54分17秒
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