書評ブログ

2014年の 『年間ベストテン書籍』 を発表します!

コラム読者の皆さま、2014年は1年間、私の駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。毎日1冊ずつ、計365冊の書籍を紹介させていただいた中で、私が選んだ2014年の『年間ベスト10書籍』を発表させていただきます。

 

第10位:レイ・オルデンバーグ 『サードプレイス』 (みすず書房) <2014年12月25日ブログ>

 

下にある原書が米国で発行されたのが1989年で、それ以降24年の歳月を経て、昨年やっと日本語翻訳版が出版されました。スターバックスの店舗やビジネスモデルの原点となった書です。

 

第一の場所 「家庭」、第二の場所 「職場」 または 「学校」 のほかに、我々が人生を豊かに過ごすためには、「第三の居心地のよい場所」 が不可欠だ、というのが本書の主張です。

 

ノマドワーキングの生活スタイルを実践する私にとって、スターバックスをはじめとするカフェは、「サードプレイス」 として、人生に欠かせない場所となっています。

 

第9位:ちきりん 『自分のアタマで考えよう』 (ダイヤモンド社) <2014年10月22日ブログ>

 

月間200万PVものアクセスを集める人気ブログ 『Chikirin の日記』 を運営する ちきりん さんは、私が情報発信をする際に手本としている方です。「自分メディア」 を育成するというコンセプトにも共感しています。

 

本書は、ちきりんさんの著書の中でも私が最も気に入って参考にしている書です。

 

第8位:立花岳志『ノマドワーカーという生き方』(東洋経済新報社) <2014年7月16日>

 

立花さんは、サラリーマンを続けながら、「No Second Life 」 というブログの記事を毎日、数本ずつ書き続け、ついに独立してしまった方で、私が「ノマドワーキングの師匠」 と、勝手に仰いでいる人です。

 

今年7月に福岡で行われたセミナーにも参加させていただき、アップル製品やダイエット&ランニング、ブログ執筆など、立花さんの得意分野に対する真摯な姿勢に、深く感銘を受けました。
私が書いた7月16日付ブログを読んでいただいたところ、「分かりやすい文章ですね。」 とコメントをいただきました。

 

第7位:ジェニファー.L.スコット 『フランス人は10着しか服を持たない』 (大和書房) <2014年11月24日>

 

フランス人のシンプルでシックな生活スタイルを紹介したアメリカ人女性の書いた書で、自分の生活スタイルを見直すキッカケになりました。服もたくさん捨てました(笑)

 

第6位:ひすい こたろう 『あした死ぬかもよ』 (ディスカヴァー21) <2014年9月6日ブログ>

 

成功する人としない人の差は何か、という問いかけがなされています。この本によれば、それは 「志があるかないか」 です。そして、志ある人は必ず死を意識している、すなわち 「人生が有限である」 ことを知っている、ということです。

 

第5位:野村尚義 『これだけ!プレゼンの本質』 (すばる舎) <2014年3月16日ブログ>

 

この本は、私のプレゼンテーションに対する取り組みを180度変えました。機能価値や効用価値ではなく、「未来価値」 を語るという、トップ・プレゼンターたちに共通するコンセプトは現在、私のプレゼンを支えています。

 

第4位:山本七平 『帝王学「貞観政要」の読み方』 (日経ビジネス人文庫) <2014年2月28日ブログ>

 

この本は、長男が私に推薦してきた本です。いつの時代も、世界のどこにあっても、権力の継承や後継者の育成はほんとうに難しい、ということを書いた書です。

 

正直、読んでみて驚きました。自分の息子が親にこんな本を紹介するまでに成長したのかと思うと、感無量です。

 

第3位:ジョン・キム 『媚びない人生』 (ダイヤモンド社) <2014年9月3日ブログ>

 

この本は、慶應義塾大学大学院の政策・メディア研究科の「キム・ゼミ最終講義 『贈る言葉』」がもとになって書かれた書です。「人生の指揮権を手放すな」という言葉は、心に沁みわたり、私の「座右の銘」になっています。
私が目指す「自分が主役の人生」 のバックボーンになった書でもあります。

 

第2位:さとう みつろう 『神様とのおしゃべり』 (ワニブックス) <2014年11月3日ブログ>

 

人気ブログ「笑えるスピリチュアル」でブレイクした沖縄在住のさとう氏が初めて世に出した書です。神様とのやり取り、という形式で、人生の法則(宇宙の法則)を説いています。

 

どうしても、さとう みつろう さんに会いたくなり、12月6日に内幸町ホールで行われた 「さとう みつろう トークショー」 に行ってきました。最後のピアノ演奏を聴きながらの瞑想は、涙、涙、涙、・・・ の感動の渦でした。

 

自分に起きる出来事すべてを信頼し、流れに身を任せるという、本書の薦める生き方を、私も心がけています。この本は、何人かの信頼できる仲間に紹介したところ、たいへんな反響がありました。

 

第1位:三宅哲之 『絶対成功 「好きなこと」で起業できる』 (明日香出版社) <2014年4月14日ブログ>

 

この本は、私の人生を変えた書です。私だけでなく、多くの起業を志す人々の人生を変えつつあります。これまでの人生を振り返って 「自分棚卸」 をしっかり行い、ほんとうに好きなことで起業する。
このシンプルなやり方と、志を同じくする仲間のパワーが、起業を成功に導いています。

 

以上、大杉 潤 が選んだ、2014年の『年間ベスト10書籍』です。2015年は、テーマを掲げた 「考察」 を中心に「専門家コラム」として、毎日1冊ずつの推薦書紹介を行っていく予定です。

 

来年もどうかよろしくお願いします。
では、来年もハッピーな1年を!