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【質問する時、される時の具体例と考え方】「面接の準備編」


質問する時、される時の具体例と考え方

今回は、就活メールセミナーでもお馴染みの
キャリアコンサルタント・稲葉昌典様に就活アドバイス記事を寄稿頂きました。

考え中の学生

面接ではどのような質問を投げかけられ、どのような評価項目に基づき
合否が決定されているのでしょうか。

以下は面接に臨むための心構え、事前準備です。
事前にシミュレーションすることで面接の事前準備を万全なものとしましょう。

1.基本スタンス

面接でのやりとりは「あなたの考え」に基づくものでなくてはなりません。
書籍などのコピペ発言では何の意味もなく、面接官としては、
何の魅力も感じることなく不採用一直線となるでしょう。

・自分の言葉で自分のことを話す

面接は「あなたの」考え方、価値観、これまでの実績、
今後何をしていきたいのかについてを話す場であり、
書籍などのコピペ発言は一切必要ありません。

あなたのこれまでの経験や将来展望を踏まえた内容でなければ
何のおもしろみも感じさせません。
書籍などのコピペ発言をスマートに話すのではなく、
あなたの経験や将来展望を(ぎこちなくても)あなたの言葉で伝えましょう。

その方が説得力、訴求力は遥かに高いものとなります。

・当事者としての目線で答える

自己PRや志望動機を問われた場合、多くの人が「あなたのこととして」
答えることができるでしょう。

しかし、多くの人が陥りがちな失敗は次のような質問をされた時に起こります。

例えば「業界の課題は何だと考えていますか?」という質問をされた時。

この質問に対して第三者としての見解を述べていたのでは、
どこか他人事であり、当事者意識が欠如していると判断されかねません。

そうではなく、当事者としての視点を忘れずに

「業界の課題は○○だと考えています。これに対して私は○○という手段でアプローチすることで課題解決につなげることができると考えております。」

などの回答をするようにします。

第三者のように他人事として捉えてしまうのではなく、
客観的な視点を持ちながらも、あくまで社員の立場として
当事者意識を交えて回答を考える
ということです。

2.非言語コミュニケーション

言語コミュニケーションだけでなく非言語コミュニケーション
も面接官に与える印象は非常に大きいものです。

身なり、姿勢、眼差し、表情、手足の動作などは言葉よりも多くを相手に伝えます。

言語について意識的にコントロールすることは容易ですが、
非言語については緊張している状況下ではついコントロールが及ばなくなりがちです。

非言語についても意識しておかなければなりません。

・言語と非言語を一致させる

重要なのは「言語と非言語の一致」です。
つまり、「言語でやる気を示し、同時に、非言語でもやる気を示す」ということです。

やる気のあるような話をしながらも、
だらしなくたるんだ身なり、姿勢、眼差し、表情、手足の動作などであればそれは論外。

言語と非言語が一致することではじめて話の内容が相手にストレートに伝わるのです。
話の説得性を高めるためには、言語と非言語の一致は最低条件です。

・全面接官と対話する

面接官が複数の場合、質問を投げかけてきている面接官
だけとの対話に終始することのないようにしましょう。

質問を投げかけてきていない面接官もあなたの発言に耳を傾けており、
あなたへ視線を向けているものです。

質問を投げかけてきていない面接官にも常に気を配り、
時折視線を向け、全面接官と対話するようにしましょう。

どのような状況でも全体へ配慮できることは、自信やリーダーとしての素質を感じさせます。

また、発言の少ない面接官が合否についての決定権を持っている場合がある
という意味でも、視線を向けて全面接官と対話することは重要であるといえます。

3.評価項目

当然、会社により求める人物像は異なり、それに伴い評価項目も千差万別です。
しかし、「仕事ができる人を採用したい」のはどの会社も同じです。

つまりどの会社も仕事ができる人を採用するために
以下の評価項目をもって採用に臨んでいるといえます。

話の内容を事前準備する際、以下内容を示すことのできる内容であるか確認しておきましょう。

以下内容を基本とし、それに加え、
志望する会社の求める能力も保有していることをしっかりと示しましょう。

その為にも自己分析を通して、あなた独自の話ができるように
整理しておくことが必要不可欠となります。

・適応性

協調性、調整力、変化適応力。
状況を読み、周囲との間で必要な調整を図ることができる
コミュニケーション能力があるかが重要です。

・資質

一般常識、思考力、理解力、判断力。
頭のCPUをどれだけ鍛えてきたかが重要です。

・意欲

主体性、積極性、誠実性。
自ら企画し責任感を持って取組んできたか、
またどのような将来展望や熱意を持っているかが重要です。

4.想定質問例

面接では様々な質問が想定されます。
様々な角度から、様々な切り口で、様々な聞き方で質問されます。

しかし、どの質問も概ね以下の質問が変形したものである場合が多いでしょう。
以下の質問を通して、適応性、資質、意欲などについて評価されます。

・人物の全体像

「自己紹介をしてください」
「自己PRをしてください」
など。

・人物の特性

「学校では何をどのように学んできましたか」
「あなたの強みと弱みを教えてください」
「あなたの強みを証明できるエピソードを教えてください」
「これまでに最も努力したこと/最も楽しかったこと/最も苦労したこと
/最も感動したこと/最も悲しかったことを教えてください」
「ストレスには強い方ですか」
「あなたにとっての優秀な人物像を教えてください」
「あなたにとっての優秀な人物像を100点とすると、現時点でのあなたは何点ですか。
現時点では何が足りないと感じていますか」
「仕事観を教えてください」
「将来的にどのような人物になりたいですか」
「10年後のビジョンを教えてください」
「友人からあなたはどのような人物だと言われますか」
「個人での取組みと、仲間との取組み、どちらが好きですか」
「趣味を教えてください」
「最近のニュースで関心をもっていることを教えてください」
など。

・志望動機

「志望する理由を教えてください」
「競合他社ではなく当社を志望する理由を教えてください」
「当社でどのような仕事をしたいと思いますか」
「その仕事をするにはどのような能力が必要だと思いますか」
「その仕事をするにはあなたのどのような能力が活かせると思いますか」
「当社で仕事をすることであなたは何を得ますか」
「当社を志望する上で不安や疑問はありますか」
「当社以外の応募状況や内定状況を教えてください」
など。

・仕事の理解度

「当社に対してどのようなイメージを持っていますか」
「あなたはこの仕事に向いていると思いますか」
「あなたがこの仕事に向いていると思う理由を教えてください」
「当社のことをどれくらい知っていますか」
「当社のことを知るにあたりどうやって情報収集を行いましたか」
「当社の強みと弱みは何だと思いますか」
「この業界の今後の見通しと課題は何だと思いますか」
など。[/hide]

5.応募者からの質問

面接の最後などに「あなたからの質問はありますか」と聞かれる場合がほとんどです。
この質問に対して、あなたの入社後の仕事内容や、経営戦略、経営課題など
疑問に思うことを率直に
聞いてみましょう。

ただし、経営に関する事項は既に公に発表されていることとそうでないことを
十分に理解した上で質問しなくてはならないのは当然のことです。

十分に調べた上での質問であれば差支えのない範囲で教えてもらえることでしょう。

こうした質問をすることにより、その会社の将来性を判断する材料にできると同時に、
熱意や積極性のアピールにもつながります。

・面接の場に相応しい質問例

「入社後、配属先では具体的にどのような仕事をすることになるのでしょうか」
「その仕事をするにあたり今からどのようなことを勉強・準備しておくべきでしょうか」
「御社の新規事業について差支えのない範囲で教えて頂けませんでしょうか」
など。

・面接の場に相応しくない質問

既に公に発表されており自分で調べればわかることや、勉強不足だと思われる質問は論外。
そうした質問は大きく評価を下げることになるでしょう。

▼著者紹介 稲葉昌典

就職・転職活動に悩む人のパートナーとして、採用に携わってきた経験や会社側の目線を
最大限活かしたコンサルティングを行っているキャリアコンサルタント。

「人事の感情にフォーカスした方法で科学的に内定を獲得する」
という独自の理論で、学歴やキャリアに関係なく、
希望する職種や会社から内定を獲得できる方法をわかりやすくレクチャーしている。

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