ぜひ見たい。この光景を。
もし月が巨大なミラーボールだったら、地球からはどう見えるんでしょう? キラッキラキラして地球中がディスコになっちゃうんでしょうか? VsauceのMichael Stevensさんが、Yeti Dynamicsの協力で以下の動画を作り、この疑問への答えを出してくれました。
でもその答えはちょっと残念なものでした。ミラー表面は月表面のように乱反射せず鏡面反射するので、月の光は特定の方向でしか見られなくなってしまいます。ミラーボールの光も壁とか天井にポツポツとしか反射しない、あの状態です。しかも月と地球の距離は38万4000kmと遠すぎるので、その光は数ヵ月に1回ほど、太陽の0.1%ほどの明るさで数秒間見える程度になるとシミュレーションされています。つまり現実的にはほとんど見えなくなってしまいます。
でも面白いのは、ミラーボール状の月が国際宇宙ステーション(ISS)と同じ軌道(地球から450㎞以下)に移動したと仮定した場合の見え方です。動画の2:13に飛んでみると…おぉ、これはぜひ見てみたい!
動画後半では、ISSと同じ高度にミラーボールではなく1枚の巨大な鏡がある場合と、ミラーボールを宇宙から見た場合のシミュレーションもあります。とにかく何かしら巨大な鏡をISSの高度に浮かべておくと、青い地球の姿を直接(鏡越しだけど)見られるんですね。
ちなみにISSと同じ高度に巨大なバナナがあった場合は、こうなります。
source: YouTube
Jesus Diaz - Gizmodo US[原文]
(miho)