シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

進撃の巨人~ATTACK ON TITAN

2015-08-19 | シネマ さ行

漫画を読んでいるので見に行くことにしました。登場人物も違う人がいるし、漫画とは別物と考えて行かないといけないなと思いつつ、やっぱりどうしても比べてしまいました。

まず、ワタクシの目当てとしては漫画の中で一番好きなキャラクターであるハンジを石原さとみが演じるということでとても楽しみにしていました。結果石原さとみのハンジ、めちゃ良かったです。シーンとしては彼女が変態と言われるほどの巨人好きというのを表すシーンがちょっと少なかったかなとも思いますが、それは彼女が映画の中心ではないので仕方ないかなぁと思いました。石原さとみのハンジの演技としては大満足でした。

その次の目当ては巨人のCGかな。冒頭の超巨大巨人のシーンも普通の大きさの巨人もすごくリアルですごかったと思います。エレンが巨人になって他の巨人と戦うシーンも良かった。ただ普通の大きさの巨人は気持ち悪い風貌をした人間という感じが原作より強かった気がします。漫画のほうでは普通の大きさの巨人は体の比率が変な奴とかがいて、そういうのがかなり気持ち悪さを倍増させていたので、そういうのももっと出して欲しかったです。そういうのが少なかったのはCGの予算の問題かなぁ?あの赤ん坊の巨人はすごく気持ち悪くて良かったです。普通の大きさの巨人の中に女性っぽい体つきのが何体かいたのが気になりました。漫画では後に女型(めがた)というのが登場するのでその時が女性っぽいタイプは初めてでてきたんだと思うんですけど、映画では女型のアイツは登場しないのかな?後半に注目です。

登場人物たちの設定が漫画とは違うのでそれはそれで良いのですが、エレン三浦春馬、ミカサ水原希子、シキシマ長谷川博己の3人の演技が妙にクサくてかゆーってなりました。漫画が原作だし、漫画のセリフなんかもクサいからわざとそうしているのだとは思うし、役者の演技の評価をこれで下すのは酷かもしれないんですが、単純にキモっ!て思うシーンがちらほらあってつらかったです。特にシキシマが。。。キモ過ぎです。アルミンを演じている本郷奏多にはそんなふうに感じなかったので、それはやっぱりうまいってことなのかな。

アレンジを加えているのは分かって見てるので変更はあって良いのですが、あの変な男女のラブシーンはなんなんでしょうか?エレンにも「娘の父親になって」とか言って迫ってくる女の人がいて、それもなんかキモって思いました。あれは観客へのサービスのつもりなんでしょうか?だとしたら安っぽ過ぎます。あの中にカップルがいてもおかしくないし、それはいいけど、なんかやたらとフィーチャーし過ぎって感じがありました。

あと、ミカサが巨人に襲われて助かった傷跡を見てエレンがショックを受けるシーンがありますが、その傷跡がなんともチープでした。巨人に襲われてあんな傷跡で済む?そこをシキシマが助けたから恋愛関係にあるっていう設定なのかな?それにしてもなんかもっとエグい傷跡にすれば良かったのに。あんな時代であんな傷跡程度でショック受けるってすごく甘ちゃんに思えたな。

エンディングのSEKAI NO OWARIの曲もあんまり合ってなかったような…ボーカルの声がなんかこの世界観に全然合ってない。まぁ若い人に人気のあるバンドだからワタクシ世代では良さが分からないだけかもしれません。

最後に英語の副題の「ATTACK ON TITAN」ですが、これって「巨人への襲撃」みたいな意味ですよね?これはエレンが巨人になって巨人を攻撃することを示しているのかなぁ?どなたかご存知の方いたら教えてください。

一応、前編を見に行ったので後編も見に行くつもりではありますが、、、まだ後編を見るまでは完全な評価は下さないでおきます。



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