新聞から五輪の不祥事報道が消える？読売主導で大手紙5紙が東京五輪スポンサーになる計画が進行中！

2015.10.07 07:00

読売新聞公式HP「読売新聞へようこそ」より

　新国立競技場計画の破綻にエンブレムのパクリ疑惑と、失態続きの東京五輪をめぐって、ようやく責任追及の動きが本格化し始めた。

　先月末には下村文科相の引責辞任が決まり、10月2日には電通出身の槙英俊マーケティング局長と企画財務局クリエイティブディレクターの高崎卓馬氏が更迭される事態へと発展した。

　しかし、当初、これらの問題を追及していたのはいずれもネットや雑誌が中心で、新聞・テレビの姿勢は鈍かった。新国立競技場にしてもエンブレムについても、記事にはしていたが、厳しく追及するような姿勢はほとんどなかったといっていい。

　その後、騒動が大きくなってから、ようやく大きく報道を始めたが、いまも組織委の森喜朗会長など“責任の本丸”については踏み込む姿勢を見せていない。いったいこの及び腰はなんなのか。

　実は、大手新聞各社にはJOCのオフィシャルパートナー、つまり東京五輪のスポンサーになる計画があるのだという。

　その動きは東京五輪開催が決定した直後から始まっていた。

「最初は、読売新聞社に持ち込まれたようです。読売は2004年のアテネ五輪でもJOCのオフィシャルパートナーとして名を連ねており、JOCとは関係が深い。新国立競技場についても、安倍、ナベツネのトップ会談で一時、読売が大会後に使用するという計画ももちあがっていたくらいですから」（広告代理店関係者）

　しかし、東京五輪のオフィシャルパートナーの契約金額は少なく見積もっても50億円。読売単独で出すにはあまりに巨額すぎる。そこで浮上したのが、日本新聞協会がスポンサーになるという案だったという。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

近現代日本政治と読売新聞――ジャーナリズムの使命を問い直す

1	吉村知事はガス爆発でも開き直り「他区域ではガスが出ない」と大嘘！
2	ナンシー関の長渕剛論がすごい
3	ジャニーズタブーで犯罪もみ消し
4	再稼働した伊方原発は日本で一番危険！
5	橋下徹を石原慎太郎が「狡猾」と批判
6	葵つかさが「松潤とは終わった」と
7	野坂昭如が今夏綴った戦争への危機感
8	セカオワFukaseのいじめ発言
9	ジャニー社長死去でジャニーズ事務所が解禁時間を指定する報道統制！
10	日本刀ブームとネトウヨの因果関係は
11	吉村が「万博出禁」玉川徹のコメントは当たり前の指摘ばかり！
12	『嫌われる勇気』を捨てろ！
13	グレタさん攻撃の登山家・野口健氏とコスモ石油、電力業界
14	嵐・松本潤に葵つかさが反撃開始？
15	櫻井よしこの朝日攻撃の「捏造」が法廷で
16	サントリー社長がマイナ問題で「保険証廃止の納期を守れ」、不買運動に！
17	オウム・菊池直子と教団の性愛事情
18	アジカン後藤が本気の安倍政権批判！
19	中居、香取がジャニーズタブーを暴露
20	萩生田光一“事実上お咎めなし”の裏に岸田首相の描く悪夢のシナリオ