【11月24日 AFP】少子高齢化が進む韓国で、2015年に初めて女性の人口が男性を上回る可能性があることが、同国統計庁の発表で明らかになった。

 統計庁によると、2015年の韓国の女性人口は2531万人となり、男性の2530万人を上回ることが予想されている。この男女人口の推移は、近年の出生率が低いだけでなく、女性の平均寿命が男性より長いことによって生じる結果とみられている。

 韓国は2000年から高齢化社会となっており、2026年までに、65歳以上の人口が全体の20%を超える超高齢化社会に突入する見通し。福祉費用の増加や、労働人口の減少による経済への影響が懸念されている。

 統計庁は、15~64歳の労働年齢人口は2016年に3704万人でピークを迎え、そこから減少に転じるとしている。もっとも経済に貢献できる25~49歳の層は、すでに去年から減少している。(c)AFP