フィリップスのLightning接続ノイズキャンセリングヘッドホン、iPhoneのバッテリーが心配かも

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    フィリップスのLightning接続ノイズキャンセリングヘッドホン、iPhoneのバッテリーが心配かも

    フィリップスは去年、iPhoneのLightningポートに直接接続できるヘッドフォン、Fidelio M2Lを発表しました。そしてさらに今回は、ポートから電源を供給することでバッテリー不要なノイズキャンセリング機能搭載バージョンが登場しました。

    Fidelio NC1Lは24bitのハイレゾ音源を再生できるD/Aコンバータが使われており、普段なら音源の再生デヴァイスの中で行なわれるD/A変換がヘッドフォンの中でできるようになっています。つまり音をデジタルのままヘッドフォンまで届けることができるので、アナログ音声が長いケーブルを通ることで起こる干渉や劣化の心配がありません。

    それだけでなく外部のノイズを集める4つのマイクを使って騒音を相殺するアクティヴノイズキャンセリング装置も搭載しています。ですが、こういった機能は何も新しいことではありません。つまりこのヘッドフォン、いわば電源を必要としてしまうありきたりのヘッドフォンといったところでしょうか。Lightningポートから電源を供給できるので、内蔵バッテリーは必要ありません。ただ、その代わりに...あなたのiPhoneのバッテリーが減っていきます...

    耳元まで音が劣化せずデジタルで届くため、心地よくクリアな音を楽しむことができ、確かに素晴らしいヘッドホンです。ただ、価格が300ドル(約3万5000円)以上になりそうなのは気になりますね…。

    Jamie Condliffe - Gizmodo US [原文

    (大場巧揮)