【12月11日 AFP】米誌タイム(Time)は10日、主に西アフリカ地域で感染が拡大しているエボラ出血熱の対応にあたる医療従事者らを「今年の人」に選出した。この感染症で、これまでに6300人以上が死亡している。

 発表に際してタイム誌のナンシー・ギブス(Nancy Gibbs)編集長は、「彼らの意志と努力により世界の他の人々は夜に眠ることができると」とコメント。「絶え間ない勇気と慈悲の行動に、対策強化までの時間稼ぎに、そして自ら危険を冒してもやり通し、自ら犠牲となっても人々を救ったことに。エボラと闘う人々を2014年の『今年の人』とします」と続けた。

 史上最悪のエボラ出血熱の感染拡大によって、全世界の死者数は6300人を超えた。シエラレオネ、ギニア、リベリアでの死者がその大半を占めている。また医療従事者らの被害も大きく、これまでに感染者592人のうち340人が死亡している。(c)AFP