【12月24日 AFP】FIFA年間最優秀選手(FIFA World Player of the Year)を2度受賞しているロナウジーニョ(Ronaldinho)が、所属先であるメキシコ1部リーグのケレタロFC(Queretaro FC)のチーム練習に参加していないことが分かり、クラブの会長は23日、契約解除もあり得ると話した。

 34歳のロナウジーニョは、2002年のW杯日韓大会で母国ブラジルの優勝に貢献すると、2004年から2年連続で世界最優秀選手に選出された。昨季終了後、個人的な問題を解決するため米国とブラジルに渡航することが認められたロナウジーニョは、2週間前、チームの練習に復帰すると話していたが、それは果たされていない。

 来年1月11日のシーズン初戦を控え、今月8日から練習を開始したケレタロは、すでに行われている親善試合にも、ロナウジーニョなしで臨んだという。

 低迷するチームに元ブラジル代表のスターを加入させ、評価を得ていたケレタロのアルトゥーロ・ビラヌエバ(Arturo Villanueva)会長は、ロナウジーニョが来週までに練習に復帰しなければ、「新たな選手を獲得」することも検討するという。

 ケレタロのホアキン・ベルトラン(Joaquin Beltran)スポーツディレクターは、ここまで9試合に出場し3得点を挙げているロナウジーニョが、チームでの特別な地位に満足できなかったのではないかという。

「ロナウジーニョが来週中に戻ってこなければ、われわれは決定を下す。ロナウジーニョは、すでにプレシーズンの多くを欠場しており、チームが最優先だ」

(c)AFP