ロシア大使発言、大統領の訪日延期決定の趣旨ではない=官房長官

ロシア大使発言、大統領の訪日延期決定の趣旨ではない=官房長官
 9月12日、菅義偉官房長官は、ロシアの駐日大使が今秋に予定されていたプーチン大統領の訪日が延期される可能性に言及したことに対し、「プーチン大統領の訪日延期を決定したとの趣旨ではないと政府は理解している」と述べた。5月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 12日 ロイター] - 菅義偉官房長官は12日午前の記者会見で、ロシアのエフゲニー・アファナシエフ駐日大使が今秋に予定されていたプーチン大統領の訪日が延期される可能性に言及したことに対し、「プーチン大統領の訪日延期を決定したとの趣旨ではないと政府は理解している」と述べた。
11日付の政府系のロシア新聞によると、駐日大使は、ウクライナ情勢をめぐる日本による制裁が「2国間関係に影響を及ぼしたのは確かだ」とし、「プーチン大統領の訪日を準備するために明確な日程が組まれていたが、残念なことにスケジュールは変更となった」と述べた。
菅長官は、プーチン大統領訪日の日程について「何ら決まっていない。種々の要素を総合的に判断して決めたい」とした。

伊藤純夫

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