ガソリン車との違い実感 洲本実業高でハイブリッドカー出前授業

 洲本市宇山の県立洲本実業高校で22日、専門学校「日本工科大学校」(姫路市)が実施する「ハイブリッドカー出前授業」が行われた。生徒はエンジンやモーターが見える特殊車両に試乗して特徴や乗り心地を実感した。

 モノ作りに関心を持ってもらおうと同大学校が各地で行っているもので、機械科2年生の約70人が参加。ガソリンで動くエンジンと、電気で動くモーターの両方を搭載するハイブリッド車(HV)の仕組みや性能について学んだ。

 授業では映像を使ってHV、ガソリン車、電気自動車、水素を使って走る燃料電池車の長所、短所を解説、回生ブレーキで発電するHVの仕組みなどが説明された。また、ボンネットなどを取り外した特殊仕様のトヨタ「プリウス」、ホンダ「インサイト」に試乗。バッテリー電圧やモーター出力の違い、加速性能の差を実際に体験した。

 将来は自動車整備士を志望している機械科2年の西田凱登(かいと)さん(17)は「HVとガソリン車の違いが分かったし、試乗してプリウスとインサイトでも加速や馬力の違いが実感できた」と話していた。

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