8日に行われたセリエAの試合で、首位のインテルはローマと1−1で引き分けた。

アウェイのローマは開始早々にヴチニッチが絶好の先制のチャンスを逃したが、16分には浮き球のヘディングシュートでネットを揺らして先制。モウリーニョ監督が試合前に、ローマは「手強い相手」と話していた通りの展開となったが、インテルは後半開始早々、チアゴ・モッタのパスからエトーがゴールに突き刺し、追いつく。その後はフリオ・セサルの好守もあって、ローマにゴールを許さず、引き分けた。
この結果、インテルの勝ち点は29となり、前日アタランタに快勝した2位ユヴェントスとの差は5ポイントに縮まった。

また、ミランはローマでラツィオと対戦。22分にはピルロのFKをチアゴ・シウヴァが頭で押し込む。セリエA初ゴールを決めたブラジル人センターバックのゴールで先制したミランは、前半終了10分前にも、同じくブラジル人のロナウジーニョのクロスをパトが頭で決めて2点目。チアゴ・シウヴァは後半に、サラーテのシュートが体に当たって自陣ゴールに入るという不運なオウンゴールを生んだが、ミランは緊迫した終盤をしのぎきって2−1で勝利した。

敗れたラツィオはこれで8月以来リーグ戦で勝ち星無し、ミッドウィークのヨーロッパリーグではビジャレアルに1−4と粉砕され、いよいよダヴィデ・バッラルディーニ監督のクビが危うくなってきた。
ミランは、カリアリに0−2で敗れたサンプドリアを勝ち点1上回り3位に浮上。ウディネーゼを1−0で下したフィオレンティーナが、サンプと4位に並ぶ。