MGCは世界選手権(9月28日開幕)次第!? 男子マラソンの川内優輝(31=埼玉県庁)が12・1キロの3区に出場した。

36分48秒で走った後、出場の意志を保留している20年東京オリンピック(五輪)の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」(9月15日)について問われ「ドーハ(世界選手権)次第ですね」とした。

世界選手権の選考会を兼ねていた昨年12月の福岡国際は調子が「最悪」だったと2時間12分3秒の10位に沈んだ。ただ世界選手権は諦めず、3月10日のびわ湖毎日マラソンに出場する。周囲からは「暑くなりそうだからやめとけ」と言われたそうだが、意志は固い。その最終選考会で好走し、世界選手権の代表を勝ち取った場合は「(MGCに)出られないと思います。許されないですよね」。調整優先を優先し、世界選手権の約3週間前となるMGCは回避する構えだ。世界選手権は深夜0時スタート。いくら川内と言えど、未経験の号砲時間で「興味がある」と笑った。

ただ、びわ湖毎日でも奮わず、代表を逃してしまったら…。「だいぶ考えますね」と出場の含みを持たせた上で「今はドーハ、びわ湖に向かって頑張っていきたい」と口にした。