オフクロの入院

この記事は3年以上前に投稿された古いものです。

オフクロが救急車で入院。救急車は今回二度目。だからでしょうか?前回ほど気が動転することもなく、落着いて対応しました。

訪問看護師の判断で、在宅担当医へ連絡。担当医の緊急往診を受け、近くの総合病院への救急入院となりました。またもや看護師の判断に助けられました。
浮腫(むくみ)のときも看護師の判断で、担当医の緊急往診を受け素人では見逃してしまうところを見逃しません。助かります。

総合病院の診断では消化管出血による貧血でした。特に、血液をサラサラにする薬(リクシアナ)を服用していたので、出血が簡単に止まらなかったのです。胃や十二指腸から出血していました。

高齢になると消化管出血で、重篤な貧血になることがあるようです。
早速に輸血して頂きました。でも簡単にヘモグロビンの値が正常に戻りません。

一応、内視鏡での治療で止血ができたようです。今の医療技術は進んでます。

救急入院した東邦・大橋病院は、自宅近くで、つい三週間前にリニューアルしたばかりです。新築になり、とても清潔で気持ちよく広々としてます。

オフクロは少々贅沢して、個室に入院させてもらいました。

個室ではWiFiが使えすごく便利でした。
iPadを持ち込み、SkypeもFace Timeもできます。更に自宅から歩いて15分程度(1Km強)だったので、運動に丁度いい距離です。

ということで、家で料理を作って持っていくこともできます。

付き添うモリパパは、予定を全てキャンセルし、オフクロの好物を作って病院通いでした。
料理教室開催もキャンセル頂き、ご迷惑をおかけしました。すみませんでした。

貧血による目眩めまいやふらつきは依然として治まりませんでしたが、抗不安薬(ロラゼパム錠)の頓服のおかげで、ひどい痛みや胸のむかつきがあっても、すぐに治まるので安心しています。
オフクロは常々「最期に、痛いのと、苦いのは絶対いやだ」と言っていただけに、この頓服の処方にとても感謝しています。
入院中もこの頓服でうとうと眠ってばかり。付き添っているモリパパも、痛がったり苦しがったりするのを見ないですみます。

貧血の治療で、ちょっとしたホテル並みの4泊5日入院でした。オフクロは「最期にならず、生きのびちゃった」と皮肉を言ってました。体力は落ちてきましたが退院できて良かった!

退院を前に担当医から「長生きしてください」と言われました。これに答えて「有難うございます。もうすでに長生きしてますがね(笑)」とご挨拶して退院してきました。

高齢になるとあちこち衰えて来ます。浮腫(むくみ)や黒色便など些細なことも見逃さず注意しないといけません。そして更に長生きをしてもらいましょう。

「明日は我が身だ」と思いながら、オフクロを看ています。

高齢で衰えることは不幸なことではありません。同じように臨終だって不幸なことではありません。

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