ワルテル・マッツァーリ監督をシーズン途中に招へいしてから、調子を上げてきたナポリは、7日に行われるセリエA第12節で、日本代表FW森本貴幸が所属するカターニアと対戦する。

カターニアは現在19位。まだ勝ち星は1つと苦しんでおり、指揮官の交代も噂されている。ナポリからすれば、勝ち点3を獲得したい相手にも見えるが、同クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、「よりデリケートな一戦」とカターニアを警戒した。

「試合結果だけを見れば、我々に若干のアドバンテージがあるかもしれない。ただ、それは1−0みたいな状況だ。とにかく、昨日までのことを忘れて、(カターニアのホーム)マッシミーノでの戦いに集中しなければいけないね」

ナポリは10月18日にホームでボローニャに勝利してから、強豪との対決を見事な成績で切り抜けた。25日に敵地で行われたフィオレンティーナ戦に1−0で勝って連勝を飾ると28日、2点のビハインドで終盤を迎えたミラン戦では、最後の数分で同点とした。そして31日、敵地でのユヴェントス戦では、2点のビハインドを跳ね返して3−2で白星を飾っている。

デ・ラウレンティス会長は、強豪との連戦を終えた後の気の緩みを警戒しているのかもしれない。