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sawady51さん
sawady51
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ビジネスにも通じる「勝つための極意」勝負脳の磨き方とは?

※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

変化の激しい時代を生き抜くために勝負脳を磨け。ビジネスにも通じる“勝つための極意”。現役時代、大型力士らをなぎ倒してきた「平成の牛若丸」が初めて明かす!

問題が起こったら、その一手前を検証する
ビジネスでも、「仕事がうまくいかないのは置かれた環境や上司、部下のせいだ」といってもきりがないのではないでしょうか。家庭でもそうでしょう。妻や夫に不幸の原因を求めても仕方ないのです。何かのせいにしているうちは、逆境をはね返したり、ハンディを克服して障害を乗り越えたりすることは絶対にできません。また見逃されがちなのが、 問題の一つ前、二つ前の工程の検証 です。相撲でいえば、負けた瞬間の動作から敗因を探そうとばかりする人がいます。しかし、大事なのは負ける一つ前、二つ前の動きの検証なのです。投げられた瞬間ではなく、投げられるような不用意な体勢をつくったところ、または立ち合いの当たり方に問題があるケースも多いのです。そこを検証し、解決策を考えないと、いつまでも同じ負け方を繰り返してしまうでしょう。 正確に問題を把握し、解決策を考えられなければ、自分の引き出しは作れません。自分がこう動けば、相手はきっとこうなると、常に、起こりうる状況を想定し、シミュレーションしておくことが大切だと思います。

問題が起こったら常にその原因となる要素を検証しなければ次も同じ失敗をすることになります。そこで大事なのが、問題の一つ前、二つ前の工程の検証。原因は一つだけではないはず。徹底的に原因を追求していけば根本となる原因に行く着くはずです。何かにつまずいたら、その足元にある石にばかり目がいってしまいますが、それではダメだと教えてくれる。

自分の型を作る
相撲界であっても、政治、経済界であっても、 信念なきところに道は開かれません。相撲の稽古で求められる我慢強さも、社会でも同じように求められるのではないでしょうか。どんな職業でも信念を持って取り組んでいる人は魅力にあふれています。 自分がどういった型になれば、最も力を発揮できるのか。それを追究するために日々の稽古があります。自分に合った型を見つけたところが終わりではなく、始まりに過ぎません。そこから稽古を通し、相手の体格や取り口、 癖 に合わせて改良を重ねていくのです。 型の追究に終わりはありません。

僕もブログを始めてから、今の形の読書の感想記事に至るまで、少し時間を要しました。今では一日一冊本の感想をブログ記事にあげるために、自分にとって無理のないスタイルを確立しました。他の人の真似から入ったのですが、読む人に立ち読み感覚を味わってもらうために引用を用いています。自分の言葉だけでは伝わらないと思ったのでこの形に落ち着きました。

どうすれば自分が前に進めるか
誰でも、いまの自分が環境に恵まれていないと思ったり、危機的な状況に陥ったりするときがあると思います。自分の経験から大切だと思ったのは、あきらめてしまうのではなく、 逆境を乗り越えて強くなろう という気持ちを持つことです。すぐに立ち上がれるほど、人は強くありません。時間がかかることもあるでしょう。それでも、完全にあきらめてしまっては成長はないのです。じっくりと考え、 どうすれば自分が前に進めるかを考えてほしいです。

ブログを始めた頃は、PVも雀の涙ほどで、やる気を起こすのが大変でしたが、諦めずに続けていたら、少しずつPVも増えAdSense広告料も貰えるように。もらった広告料は全て書籍代に消えてしまいますが、それでも貰えないよりはマシ。毎日Google Analyticsとにらめっこをしております。

本当にやりたいことに挑戦すること
周囲の評価なんか気にしている場合ではない、と。 大切なことは、本当にやりたいことに挑戦することだ、と。自分が本当にやりたいことは何かは、胸に手を当てて聞くまでもありませんでした。大相撲の世界で、どこまで通用するか挑戦することでした。番付上位になって、満員の両国国技館で相撲が取りたかったのです。それは、小学校時代の夢でもありました。中学に入り、まわりのみんなの体が大きくなり、高校ではさらに強い選手がいました。現実を知るにつれて、「世の中には強い人がいっぱいいる。青森の田舎の大会でも勝ち抜けないのに、大相撲の世界なんてとんでもない」、そんなふうに、自分の夢をしぼませていったのでした。そんな夢が、自分の気持ちと正直に向き合ったとき、まだ心の奥底でくすぶっていることに気付きました。教師になりたいというのは、安定を望んだ2番目の目標でした。

僕の挑戦は副収入としてのブログ運営で、書籍代を全てまかない、ブログ関連の出費(サーバー代やサブスクリプションサービス代など)を全てカバーすること。その上でおこずかいがいくらか稼げればいいかなと思いながらブログを執筆しています。

「勝つための極意」を舞の海秀平氏が語ります。そこには前例がないような困難な状況でも的確に物事を判断し取り組む姿勢が。ビジネスや日常生活にも応用できる考え方が詰まった一冊です。
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sawady51
sawady51 さん本が好き!1級(書評数:2975 件)

1974年生まれ。統合失調症にかかり仕事を退職後3回の転職を経て、現在無職。近所(溝の口)のカフェでの読書が癒しの時間。政治・経済・社会・人文科学・自己啓発書等を雑食的に読んでおります。

■2016/ 3/26 登録    
■2016/ 6/22 100冊達成
2017/ 6/16 プロフィール画像飽きたので自画像に変えました。
■2017/ 7/26 500冊達成!
■2018/11/16 1,000冊達成!
■2019/ 3/26 登録から3周年になりました。これからも宜しく!
■2019/ 6/ 4 1,200冊達成!
■2019/12/23 1,400冊達成!
■2020/7/6 1,600冊達成!
■2020/10/16 1,700冊達成!
■2021/5/6 1,900冊達成!
■2021/8/16 2,000冊達成!
■2022/3/10 2,200冊達成!
■2022/9/25 2,400冊達成!

ブログもやってます。興味のある方は下記のサイトへどうぞ!
『51Blog』http://sawady51.com/

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