さらばセレソン、自分はアッズーリが良い。ユヴェントスFWアマウリがブラジルのサイト『Lance­net』でそう話している。

今年2月10日にロンドンで行われたイタリアとの親善試合で、ブラジル代表のドゥンガ監督は初めてユヴェントスFWアマウリを招集したが、ユーヴェは彼を手放さなかった。当時のことについて、アマウリは気分を害したことを認めている。

「できることは何もなかった。ただ、もっと早くに招集されていてもおかしくなかったはずだ。僕は人生でずっとブラジル代表への招集を待っていたけど、訪れなかった」

「もうブラジル代表のユニフォームを着ることへの期待は、ずいぶん前になくなったと思う。自分の未来はカナリア色ではなく、(イタリア代表の)ブルーだと思っているよ」

また、アマウリは「19歳のときにブラジルを離れ、僕はキャリアのすべてをここイタリアで築いた。自分はヨーロッパの選手だと感じている。ブラジルのテクニックに、イタリアの強さと戦術を加えた。ここではもう10年目のシーズンだ。長くいられることを願っている」と、もはや自分はヨーロッパの人間と感じていることを明かした。

2002年に一度だけ、ブラジル帰国を考えたというアマウリは、今後母国でプレーする可能性について、「どうだろうね。絶対ないということはない。いつかは僕の心のクラブ、サンパウロのユニフォームを着るかもしれないね」と付け加えている。