通信を「備蓄」する、防災の新アイデア

「情報」は食料や水と並ぶ大切な生活インフラのひとつだ。 東日本大震災ではこの確保に衛星通信が活躍した。 震災を教訓に、小型で使いやすい衛星システムの開発も進んでいる。

スカパーJSATが新開発したVSATと、開発者の同社技術運用本部・笹沼満通信技術部長(右)、内山浩通 信技術部部長代行兼第2システム技術チーム長(左)

災害に強い衛星通信 復旧復興に大きく貢献

東日本大震災では、固定回線や携帯電話の基地局の多くが被災(停電・断線)し、被災地全域で地上系の通信手段が遮断された。その危機に活躍したのが、地上3万6000キロメートルの衛星を使い、地震の影響を受けにくい衛星通信だった。

小型地球局(VSAT)は、地上系通信網が断絶した震災被災地で活躍した

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