トランプ次期大統領

「イスラム国」が暗殺計画、支持者に呼びかけか 就任式を前に仰天情報が浮上

 米国のドナルド・トランプ氏(70)が20日(日本時間21日未明)、新大統領に就任する。ワシントンで行われる就任式を目前に控え、過激派組織「イスラム国」(IS)がトランプ氏の暗殺計画を進めているとの仰天情報が浮上した。米メディアが連邦政府職員からの情報として報道した。就任式典は超厳戒態勢が敷かれるのは確実。祝賀ムードとはほど遠い船出となる。

 「イスラム教徒の米国入国を完全に禁止する」

 大統領選挙期間中から過激な発言を繰り返して物議を醸し出してきたトランプ氏を標的とした、暗殺計画が浮上した。ワシントンのラジオ局が、「ISが米国内にいる支持者に対してトランプ氏の暗殺を呼びかけている」と報じた。

 別のイスラム過激派「アルカーイダ」も昨年、機関誌で「米国の要人を殺害せよ」という特集を組み、米国内の支持者らに暗殺を呼びかけた。名指ししていないが、トランプ氏も「要人」に含まれているとみられている。

 トランプ氏を敵視するのは、イスラム過激派だけではない。選挙期間中からの人種差別的な発言で、ヒスパニック系など米国内でも反発を強めている層も多い。抗議デモで会場周辺は異様な雰囲気になるのは確実だ。

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