仏大統領選、初回投票でマクロン氏がリード縮小=討論会後の調査

仏大統領選、初回投票でマクロン氏がリード縮小=討論会後の調査
 4月5日、調査会社エラブが公表した世論調査によると、フランス大統領選全候補者による4日のテレビ討論会を受け、中道系独立候補のマクロン前経済相(写真)が支持率のリードを縮めた。決選投票では依然として同氏が優勢(2017年 ロイター/Lionel Bonaventure)
[パリ 5日 ロイター] - 調査会社エラブが5日に公表した世論調査によると、フランス大統領選の全候補者による4日のテレビ討論会を受けて、中道系独立候補のマクロン前経済相が支持率のリードを縮めた。ただ決選投票では依然として同氏が優勢。
4月23日の大統領選第1回投票でのマクロン氏の支持率は23.5%。同氏の支持率として1カ月ぶりの低水準で、3月28─29日に実施された前回調査時点の25.5%から低下した。
極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首も23.5%で並んだ。前回の24%から低下した。
5月7日の決選投票ではマクロン氏が62%で、ルペン氏の38%を上回った。
家族への不正給与疑惑などで苦戦していた共和党(中道右派)のフィヨン元首相は、第1回投票の支持率を19%にやや伸ばしたが、決選投票に進むには十分でなかった。先週の調査での支持率は18%だった。
急進左派のメランション左翼党共同代表は、機知に富んだ話術でこれまで2回のテレビ討論会をうまくこなし、支持率は15%から17%に上昇した。

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