映画に学ぶ、世界崩壊後に一緒にいてはいけない人たち13選

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映画に学ぶ、世界崩壊後に一緒にいてはいけない人たち13選

難しい世界だからこそ、リーダー選びはしっかりと。

アポカリプスの時代がやってくるかどうかはわかりませんが、万が一なってしまったとして、運良く(悪く?)生き延びた場合、どうすればいいのでしょう。

今回はこれまでに公開されたアポカリプス映画から一緒にいるのを避けるべき人たちというのを学んでみたいと思います。

キャロット/『SF最後の巨人』

動画はMovieclips Trailer Vault より。

アポカリプスの世界で、坊主のユル・ブリンナーが用心棒する『SF 最後の巨人』。食べものに困っている世界で倫理観や道徳観なんて言ってられないのが正直なところですが、映画の世界では悪は成敗される傾向が高いので、なるべくまともな集団と行動を共にするのが生き残る道です。なので、やりたい放題のグループとは距離を置くのが吉。特に、危険をおかして赤ちゃんのミルクを手に入れようとした家族を手酷く殺すキャロットみたいな奴とは関わらないのが身のためです。

オーマス/『H. G. Wells' The Shape of Things to Come』

動画はs flicksより。

まず最初に、1979年に公開された『H. G. Wells' The Shape of Things to Come』は、ウェルズの同名の小説が原作とされていますがほとんど関係がありません

荒れ果てた地球を捨てて、人々は生活の基盤を月に移しました。そんな中、オーマスはロボット兵士を引き連れて「今日からここは俺の支配下」と声高々に宣言。そして従わない奴らを次々と手にかけていきます。オーマスを演じるのは、ハリウッドきっての悪人顔と言われているジャック・パランス。

どうしようもないB級映画な上に知名度も高くないので、筆者個人的にはこのリストに本作がランクインしているのが不思議です…。

カーネギー/『ザ・ウォーカー』

動画はMovieclips Trailer Vaultより。

崩壊した世界でどうしてもある本を手に入れたい独裁者のカーネギー。彼の元に、その本を大切に守りながら30年間旅するイーライがやってきました。カーネギーは手を替え品を替え、本を強奪しようとするも失敗。どうしても欲しくてロケットランチャーとかガトリングとか乱射しまくり。こんな理性のないリーダー、無理。

メイソン総理大臣/『スノウピアサー』

動画はJuan Castrilliより。

上流階級車両にいて踏ん反り返って入ればいいものを、ちょくちょく最後尾車両までやってきては嫌味炸裂演説を変顔込みで披露するメイソン。人をむかつかせるためだけに存在するようなキャラクター。本当ムカつくわー。

ベスレヘム将軍/『ポストマン』

動画はveritasthornより。

2013年、大戦争で荒廃したアメリカ。秩序がなくなった世界を独裁的に仕切るベスレヘム将軍。生きるために必死で、悪仲間を引き連れて生存者から食べ物や物資を強奪するのはしょうがないにしても、人々の希望である詐欺ポストマン(演:ケビン・コスナー)を無き者にしようと画策するとは…。

マーカス・ケイン博士/『ドゥームズデイ』

動画はkute0027より。

謎の殺人ウィルスが蔓延したために壁で取り囲んで完全に隔離されたスコットランド。食人文化(有り余るほど牛がいるのにあえて食人)をはじめ、暴力が支配するなんでもありの世界となった国に君臨するのは、感染症学者のケイン博士(演:マルコム・マクダウェル)。イギリスとしてはケイン博士に大人しく死を待ちつつ殺人ウィルスの開発に勤しむことを期待していましたが、当然ながらそんな都合のいいように物事が進むことはなく。博士はコミュニティを作って中世時代の生活を送りつつ思想は危険な方向へ。

それにしてもイギリスは鬼畜すぎ。スコットランド人が『マッドマックス』になるのも理解できます。

人食い一族/『ザ・ロード』

動画はThe River of Timeより。

アポカリプスといえば食糧難、そしてカニバリズム。まぁ、避けられない流れではありますが、だからと言って人間を飼育して食料にするとは!

いやー、それにしてもこの映画は子持ちにはキツすぎる…。

ディーコン/『ウォーターワールド』

動画はMovieclipsより。

地球温暖化の影響で北極も南極も氷が溶けて世界中が海とかした未来。生存者は約束の地「ドライランド」に希望を抱き必死になっていますが、ならず者集団のリーダーであるディーコンは、島の場所を示す地図を背中に彫ったエノーラを手に入れてやろうと暴力に訴えます。そんな集団が夢の地にたどり着けるわけもなく、海の藻屑と消えて行きました。できればリーダーは頼りになるほうがいいです。

ルーク/『トゥモロー・ワールド』

動画はMovieclips Trailer Vaultより。

全世界が不妊という人類存続危機の中で、唯一見つけた妊婦。普通なら希望ができたと狂喜乱舞するものですが、ルークは「政治に利用できる!」とウハウハ。私利私欲を優先して危機的状況を俯瞰で見れない人物とは一緒にいられません。

ヒューマンガス/『マッドマックス2』

動画はMovieclipsより。

いや、むしろヒューマンガス様の側にいたいです。

クラペット/『デリカテッセン』

動画はLionsgateVODより。

またまた食糧難。まぁ、最初は道に生えた雑草とか人道的に食べると思うのですが、それが徐々に野生動物になり、ペットになり、最後はーというのはお決まりのパターン。

精肉店のクラペットは住み込みの作業員を募集して、やってきた人を殺してアパートの皆さんに販売。そして買い手は騙されたと怒るどころか、人肉と承知で購入。

食べられる側になったら困るけれど、アパートの住人の立場になって考えたら、汚れ仕事を引き受けてくれて食料を調達してくれる頼もしい人かも。

ゾンビ・クラウン/『ゾンビランド』

動画はMovieclipsより。

ピエロ恐怖症の人にとってこれ以上の説明はいらない。

ダニー・マクブライド/『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』

動画はPaladin94より。

食料をひとりで食べ尽くし、チャニング・テイタムを性奴隷にし、最後はカニバリズム。ダニー、お願いだからギャフンって言って。

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top image: Getmilitaryphotos / Shutterstock.com
source: YouTube(12345678910111213), IMDB

Cheryl Eddy - Gizmodo io9[原文
中川真知子