「本当にとても満足している」。7日に行われたセリエA第12節で、アタランタに敵地で5−2と勝利したユヴェントス。チーロ・フェッラーラ監督は満足そうにこう語っている。

「我々は常にこの積極的なメンタリティーを持たなければいけない。相手を自分たちのエリアから遠ざけるんだ。ただ今は、相手がシュートを打てばゴールになってしまうんだけどね。今日もそうだった」

「チームが見せた試合へのアプローチには満足している。スピリットも適切だったし、アタランタがリードを縮めてきたときも、ユーヴェは決して恐れなかった。プレーを続け、積極的であり続けたんだ。ナポリ戦を除き、ここ最近の試合では、結果もついてきている。パフォーマンスも良いしね」

2得点を挙げたMFマウロ・カモラネージは素晴らしいパフォーマンスだったが、DFファビオ・グロッソやMFフェリペ・メロ、MFジエゴの貢献も大きかった。

「ジエゴは想像力のある選手で、最近の試合ではよくやっている。今日も重要な存在だった。ゴールエリアでもそうだったね。得点も挙げたし、私が求めたことをやっている。ゴールに向かっていけということさ。ゴールも素晴らしかった。あのトラップは簡単じゃないからね」

「F・メロはジョヴィンコやジエゴ、カモラネージ、トレゼゲといった、彼の前にいる選手たちに助けられもした。彼らが相手のFWやMFにプレッシャーをかけたんだ。それでフェリペが重心を上げ、チームをゴールへ近づけさせられたんだよ」

また、ユヴェントスは2失点を喫しているが、フェッラーラ監督は「5ゴールを決めている限りは大丈夫だよ。とにかく今日は、2本のシュートから2点を奪われた。1点目については、ちょっとミスがあったかもね。だが2点目は、彼らのゴールが素晴らしかった」と述べており、心配はしていないようだ。

一方、現役時代にユヴェントスのキャプテンを務めたアタランタのアントニオ・コンテ監督は、次のようにコメントを残している。

「私は相手を待つことなく、勝負を仕掛けたかった。彼らの先制点が決まるまでは、我々がうまく試合を読んだよ。選手たちには賛辞を送った。彼らのゴールに対して、我々はよく反撃したさ。終了5分前まで試合は終わっていなかったからね。テクニックの違いが出たのさ」

「3試合で9失点なのは心配か? 今日はリヴォルノ戦やカリアリ戦に比べて、ずっと落ち着いていたよ。それに今日は、6人も本来のスタメンがいなかったんだ」