湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ルーセル:ヴァイオリン・ソナタ第2番

2009年09月19日 | フランス
ドゥーカン(Vn)コシェ(P)(ERATO,warner/tower records)1960頃・CD

これ駄目だったなあ・・・アナログの印象ではこうではなかったのだが・・・ルーセルの野趣が全く感じられず、透明な音のドゥーカンがただ無機質に譜面を音にしているようで、理解というか解釈というか、そのへんがよく伝わらない。ゆえに非合理的な晦渋さが前面に立ち、現代演奏家がロマン派をやったような、何か変な感じが最後まで続く。ルーセルの表現方法はエキゾチシズムを前提にすることでただシニカルなままで終わらせないのが常道である。前半部分が薄まってしまうと、機械的に攻撃しておいてシニシズムで終わる、ただ厭な奴である・・・って演奏でもないのだが、とにかく耳に馴染まない。頭が痛い。無印。

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