Huluオリジナル「あなたに聴かせたい歌があるんだ」

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MOVIE

  • 舞台挨拶
  • 第1話冒頭映像
  • MV版特別予告映像
  • 予告編

キャラクター映像

  • #1 萩野智史
  • #2 前田ゆか
  • #3 片桐 晃
  • #4 中澤悠斗
  • #5 望月かおり
  • #6 島田まさみ

INTRODUCTION

僕らは、あの時の先生と同じ27歳になった。
あの時先生が流した歌は、
僕たちに何を語りかけるのだろうか。

役者・アイドル・小説家・バンド・モノマネ芸人……それぞれの夢を叶えようと、もがきながら生きる若者たち。この物語は17歳と27歳を軸に、夢を叶える人生から降りた人たちの群像劇。映画化にもなった小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」で注目を集める作家・燃え殻が、映像化のために書き下ろした完全オリジナルストーリー。

高校2年の夏のある日、27歳の⼥教師の過去──赤い下着姿のグラビア写真が教室に貼り出され、僕らはクラス全員で彼女を冷やかし、好奇の眼差しで見つめ、見殺しにした。女教師は唇を震わせながら言った。「皆さんもこれから10年経ったら、必ず27歳になります。その時に後悔することが、私なんかより一つでも少ないことを私は本気で願っています」。そして無言のままキリンジの「エイリアンズ」を流した。あれから10年。27歳になった僕らにかつての先生の言葉が突き刺さってくる。何を後悔しているのか? 後悔するほど何かを為し遂げたのか? どんな27歳になったのかと。

夢と現実の分岐点に立つ若者を演じるのは世代を代表する実力派俳優たち。主演は成田凌。役者になる夢を諦めきれずしがみつく青年を生々しく繊細に演じている。共演は、伊藤沙莉、藤原季節、上杉柊平、前田敦子。同世代の役を等身大で演じ内面から滲み出るリアリティある演技にも注目したい。さらに、田中麗奈が、物語の鍵となる役どころを演じ、存在感を放つ。

そして、監督は、燃え殻と共に企画・脚本を練り上げた萩原健太郎。『東京喰種 トーキョーグール』『サヨナラまでの30分』など映画をはじめ、これまで数多くのCMやMVを手掛けてきた経験を活かし、濃密で愛おしい20分×8話を完成させた。

17歳で聴く歌、27歳になって聴く歌が心に沁みわたる──。

STORY

あの時、17歳だった僕らは27歳の大人を冷めた目で見ていた。17歳は、どんな夢も叶うと信じていた無敵で最強の時期だったけれど、時間は誰にでも平等に流れている。僕らはあの時の大人と同じ27歳になった。役者になる夢を諦めきれずにもがく荻野智史(成田凌)、アイドルになりかった前田ゆか(伊藤沙莉)、小説家志望の片桐晃(藤原季節)、売れないバンド⼈生に区切りをつけラーメン屋を継ぐ中澤悠斗(上杉柊平)、⼈気アイドルのモノマネに活路を見出した島田まさみ(前田敦子)、そして17歳だった彼らに27歳という年齢を刻んだ元英語教師の望月かおり(田中麗奈)。27歳だった先⽣と27歳になった生徒たちの運命が10年の歳月を経て再び交わろうとしていた。

  • #1荻野智史

  • #2前田ゆか

  • #3片桐 晃

  • #4中澤悠斗

  • #5望月かおり

  • #6島田まさみ

  • #7中澤悠斗

  • 最終話

第1話

27才のあなたは大人でしたか?
立派でしたか?

クリスマスが終わった年末のある夜、社会人二年目・27才の荻野智史(成田凌)は、上司に連れられてスナックに居た。酔っぱらった上司に酒を注ぎ、愛想笑いでその場を乗り切ろうするが、カラオケで流れてきたキリンジの曲「エイリアンズ」が、高校2年の夏の記憶を呼び起こす。その年、27才の若い臨時の英語教師がやって来たが、4ヶ月あまりでいなくなった。彼女であろう赤い下着姿のグラビア写真を、面白半分で教室に晒し、誰も助けようとはしなった。その時、先生が流した曲が「エイリアンズ」だった……。

ゲスト:駒木根隆介、山本浩司、小島聖

第2話

夢は見るほうですか?
叶えるほうですか?

前田ゆか(伊藤沙莉)、28才。アイドルを夢みて上京するが、現実は甘くはなかった。オーディションは書類選考で落ち続け、面接までたどり着いても上手く笑うことすらできない……。そんなとき、偶然にも同級生・荻野(成田凌)とバイト先が同じになり、なし崩し的に同棲生活を続けていた。役者になる夢を追いかけている彼が好きだった。けれど、あるひと言が原因でアパートを飛び出し、気づくと故郷の駅に立っていた。その駅に降りたのは10年ちょっとぶり。小学校から高校まで一緒だった幼なじみのみきを訪ねると、結婚して2児の母になっていた。

ゲスト:木竜麻生、ふせえり

第3話

真夜中に書いたラブレターを
投函してみませんか?

片桐晃(藤原季節)、24才。小説家になりたいのに賞に応募することもなく過ごしていた3年前のある日、図書館でひとりの女性と出会った。サンドイッチを片手に小説を読む姿に一目惚れだった。何となく生きている日々を何とかしたくて、初めて自分の気持ちを言葉にした──「俺、いつか芥川賞取るんで、付き合ってくれませんか?」。

ゲスト:見上愛、黒田大輔、後藤淳平(ジャルジャル)

第4話

叶わなかった夢だけが
ロマンチックだと思いませんか?

中澤悠斗(上杉柊平)にとって、27才は特別な年齢だった。高校2年のとき、臨時で来ていた英語教師の言葉と、その時流れていたエイリアンズがガツンと心に響いて、同級生3人で始めたバンドで武道館2Daysを目指すことを決めた。高校卒業後の10年間、27才まで真剣にバンドをやろう、明るい未来を信じて真っ直ぐ走り出したはず──だったが‥‥。

ゲスト:中島広稀、楽駆

第5話

知らない男と一緒に
夜空を見上げたことはありますか?

望月かおり(田中麗奈)は、勤め先のビルの屋上から飛び降りようとしていた。以前は英語教師として働いていたが、27才の時、赤い下着姿のグラビア写真を生徒に晒されてしまい、街を離れ、今は東京で派遣として受け付けの仕事に就いていた。契約が切れる直前に、同じ会社に務める恋人は、若い受付の女に乗り換えた。この世界から消えてしまおう……そう思って夜の屋上へやって来て、飛び降りようとしたその時、「あれ、なんて星座でしたっけ?」と背後から声が聞こえる。その男は、売れっ子の小説家だった……。

ゲスト:後藤淳平(ジャルジャル)

第6話

あなたにとっての
かけがえのない人は誰ですか?

島田まさみ(前田敦子)の27才の誕生日は信じられないニュースから始まった。その日は、人気アイドルの八木今日子の復帰ライブの予定だったが、彼女は事故で還らぬ人になってしまった。八木今日子のモノマネ歌手として活動してきた島田にとって、八木今日子は生きる意味であり、生活のすべてだった。そんな彼女がこの世から去ってしまった……。高校の女性教師に大人への恨みをぶつけてしまったこと、卒業後にバイト先の店長と不倫して駆け落ちしたこと、過去を振り返りながら、自分の存在意義を信じてある場所へ向かった……。

ゲスト:戸田昌宏、佐野弘樹、やす(ずん)

第7話

「おいしい」と「うまい」と
「安心する」ならどれをとりますか︖

27才でバンドを辞めた中澤悠斗(上杉柊平)は父親のラーメン店を継ぎ、子供も生まれ、新しい人生を歩んでいた。父親の味を守ってやってきたが、店の向かいに真新しいラーメン屋ができ、客足は如実に減った。このままでいいのか……そんなある日、「サイダーあります?」と言って、ギャル風の女の子がやって来た。サラリーマンが食べていたチャーシュー麺を見て、彼女も同じものを注文する。27才の誕生日だからチャーシューをおまけしてほしいと言い、「安心する味」だと美味しそうに麺をすする音が店内に響いていた。

最終話

大切な人に
聴かせたい歌はありますか︖

小説家になる夢を27才で諦め小さな出版社で働く片桐(藤原季節)は、そこで出会った女性と今日結婚式を挙げる。参列者には、荻野智史(成田凌)、前田ゆか(伊藤沙莉)、中澤悠斗(上杉柊平)、島田まさみ(前田敦子)、あの日教室にいた同級生たちの姿もある。みんな27才を経験して31才になっていた。夢を諦めた者、まだ追いかけている者、それぞれが自分の人生と向きあっていた。そんな彼らの前に、思いがけない人が現れる。

CAST

  • 成田 凌 / 荻野智史 役

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  • 伊藤沙莉 / 前田ゆか 役

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  • 藤原季節 / 片桐 晃 役

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  • 上杉柊平 / 中澤悠斗 役

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  • 前田敦子 / 島田まさみ 役

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  • 田中麗奈 / 望月かおり 役

    COMMENT

STAFF

原作
燃え殻

COMMENT

12月27日の東京は、気が早い門松とまだ片付けてられていないクリスマスツリーが同居する、「混沌とした世界」を見ることができる。大晦日に向けて、街は落ち着きを取り戻しはじめ、その年の後悔と来年への期待、そんなことを街ゆく人たちが共有しているような感じがするあの空気。
この物語に出てくる27歳の登場人物たちは、誰もが混沌の中にいる。後悔と期待の中にいる。分岐点に立っている。
27歳という年齢は、僕にとっても分岐点だった気がする。腹をくくって仕事をしだした年だった。それでも、これでいいのか?という疑念と、こんなこともできないのか?というガッカリに、押し潰されそうになっていた。親戚の法事に出れば「もう立派な大人なんだからさ〜」なんて話をされはじめる。同い年のスポーツ選手や有名人の活躍も、見るたびに心臓がズキンとしていた。盛って後悔し、盛って期待していたあの日々。常に誰かと自分を、異常なほどに比べていたあの日々。
その頃のことを懐かしくも美しい思い出として書いてみようと最初は思った。書きはじめたら、右に行ってみたり、左に行ってみたり、人には立ち止まったように見えていたとしても「今日までお互いなんとかがんばってきたよね」と書きたくなってしまった。
この物語に出てくる27歳の登場人物たちは、誰もが後悔と期待の中にいる。分岐点に立っている。でも僕たちの日々は、振り返ったら常に分岐点なのかもしれない。いやそれはもう分岐点というより、通過点くらいの感覚にしていくしかない気がする。「もうダメだ」という出来事があっても、「永遠につづいてほしい」という一瞬があったとしても。
すべての台詞の後ろには「それでも日々はつづく」という言葉が略されている。すべての登場人物にも、その言葉を裏書きすることにした。

監督
萩原健太郎

COMMENT

2017年12月23日。僕が初めて燃え殻さんと会った日だ。「ボクたちはみんな大人になれなかった」を映画化したくてTwitterでDMを送らせていただいたのが始まりだった。だいぶ緊張していたので詳細は朧げだが、その席で何か一緒に作ろうという話になった。事前に「ボクたちは〜」の映画化がすでに決まっている事を聞かされて落ち込んでいたから、ただただ嬉しかった。そこからは、燃え殻さんが思いついた物語を送ってくれて、僕がそれに感想を返すというやりとりが何度も続いた。それはとても幸せな時間で、大好きな作家の新作を誰よりも先に読めている事実に興奮したのを覚えている。テーマ、話数、尺など、何も決め事を設けなかった。初めてのやり⽅だったけど、物語がどこまでも広がっていく豊かさがそこにはあった。あれから4年。たくさんの⽅の尽⼒のもと、ようやく20分×8篇の物語として形に出来たことが何より嬉しい。さらにそこに成田凌という今を代表する俳優が加わってくれた。最高過ぎる。本作は、自分の人生の主人公から降りてしまった“27歳”たちの群像劇である。⽩⿊決めつけたがる社会の中で、曖昧な灰色のまま悩み続ける人々の光を切り取った。実体の無い空気に生き⽅まで支配される息苦しい世の中で、大きく息が吸えますように。8篇の中に1つでも、あなたの心に残り続ける物語があったとしたら、とても喜ばしい。

脚本
藤本匡太 燃え殻 萩原健太郎

音楽
白戸秀明

テーマ曲
キリンジ「エイリアンズ」
(WARNER MUSIC JAPAN)

原作協力
萩原健太郎

制作プロダクション
C&I エンタテインメント

製作著作
HJ ホールディングス

PRODUCTION NOTE
原作・燃え殻インタビュー

企画の始まり

『ボクたちはみんな大人になれなかった』を読んだ萩原監督が、2017年12月26日に燃え殻さんにTwitterのDMを送ったことが、本作の始まりだったそうですね。
はい。萩原さんが「燃え殻さんの原作で映像作品を作りたい」とおっしゃってくれて、「何か一緒に作品を作りたいですね」と話し始めました。2019年頃から、まずは小説を書こうと思って、プロットを全8話分書きました。ただ、当時僕のスケジュールが詰まっていて、これが書籍の形になるまでに、あと何年もかかってしまいそうだったんです。だったら先に、プロットをベースに映像作品を作るのはどうだろう? という話になり、萩原さんと脚本家の藤本さんと一緒に脚本を作りました。ひとつの原案を複数のクリエイターが素材として使うのも面白いなと思って、その頃知り合いになった、漫画家のおかざき真里さんに、同じプロットからマンガにしてもらって、「SPA!」(扶桑社)で連載してもらうことができました。このドラマが配信されたら、僕が小説を書いて一連の企画は終わる予定です。

27歳を分岐点とした脚本づくり

燃え殻さんが作ったプロット通り、本作は全8話から成っています。そもそもなぜ8話という構成にしたのでしょうか?
17歳の高校2年生の時に、ひとつの教室の中で同じ出来事を味わった6人(非常勤講師の望月と生徒5人)が、10年後、27歳になった時にどうなっているのかを1章ずつ書きたいなと思ったんです。あまり言われてないですけど、27歳ってけっこう分岐点だと思うんです。自分の27歳を振り返ると、周りに夢を諦める人がいっぱい出てきた時期で。僕自身も、夢を持っていたのか持っていなかったのかもわからないですけど、美術制作という仕事を、生活のためにやり始めた時期でした。萩原さんと、そういう中途半端な時期が重要だよねという話になって、いろんなパターンの27歳の分岐点を見せたいということで、この構成にしました。

キャラクターの設定について

5人の高校生が27歳になった時の、分岐点の迎え方はそれぞれですが、5人とも「表現する職業」にした理由をお聞かせください。
僕は匂いや空気にリアリティを持って書けるものしか書けないので、「27歳になった時、自分がこういう状態だったらどうするんだろう?」という発想から、自然とどれも自分にとって興味のある職業や、実際に知り合いが目指していた夢になりました。僕は小説家になりたいと思ってはいなかったんですけど、もしも高校を卒業してからずっと小説家を目指していたら、27歳くらいで心が折れるだろうな、とか。27歳の頃、テレビの美術制作をやっていた僕に、「お前、美術制作なんてやっててこの先どうすんだ」と言ってきた、舞台俳優の友達は今どうしてるのかな、とか。ものまねバーが好きで一時期通っていたんですけど、ある時、舞台袖で落ち込んでいるのをたまたま見てしまって、でもステージに出た瞬間別の人になりきる人生って深いなと思って、モノマネ歌手になる人の人生を想像したり。アイドルは、高校の文化祭で踊ってた子たちを思い出しました。その中の1人が、後夜祭で「本当にアイドルやりたいよね」って言ってて。一瞬の高揚で、自分の人生の一時期にベットする人っているんじゃないかな、とか。バンドをやってるヤツは、まわりにいっぱいいましたね。自分の人生で関わった人たちを思い出しながら、自分が見てみたい27歳を書きました。

燃え殻さんの27歳

燃え殻さんご自身の27歳を振り返るとどんな時期でしたか?
テレビ番組の美術制作を始めて1年目くらいでした。いろんなところを経由して、人より少し遅れて、最後にたどり着いたのがそこでした。27歳の時は原付バイクに乗って、配達とかしてましたね。やっと社会人っぽくなってきたな~っていう感じの頃で、「大人1年生」みたいな気持ちが僕の中にはありました。僕は大学を出てないんですけど、普通に大学を出て、世の中に少し慣れてきたかな、でも学生気分もまだ少し残っているな、みたいな時が27歳だと思うんです。田舎の法事に行くと大人扱いされて、でもみんなで飲むと俺たちまだ若いよねっていう、大人でもなければ子供でもない中途半端な時期。僕は27歳で全部に落とし前を付けたというか、ある種いろんなことを諦めて、「これをやろう」と決めて、そこから20年くらいテレビのバックヤードで働きました。僕にとっても27歳は分岐点だったと思います。

キーとなる曲:キリンジ「エイリアンズ」

望月先生が教室で生徒たちに聞かせる歌を、キリンジの「エイリアンズ」にしたのはなぜでしょうか? また、この歌を聴かせたい「あなた」の解釈とは?
「SPA!」で漫画になるなど、色々幸福な状態になった時に、漫画でも映えて、みんなが口ずさめて、基本的に僕が好きな曲の中で、この物語にハマるものが「エイリアンズ」でした。初めて「エイリアンズ」を聴いたのは、テレビ神奈川のキリンジ特集でした。キリンジのミュージックビデオが何曲か流れる中で、この曲に本当に心を持っていかれましたね。マンション育ちだったので歌詞に親近感があって、情景が思い浮かんで、哀愁があって。そういう曲に初めて出会った感じがして、一気に好きになりました。
この歌の「あなた」は、27歳の望月先生にとっては生徒たちですが、5人にとっては、17歳の自分が27歳の自分に聴かせたい歌でもあり、27歳の自分が17歳の自分に聴かせたい歌でもあり。多分、その10年で、同じ歌でも違う感じに聞こえると思うんですけど、「まあ、いろいろあるけど何もないよりよかったよ」って、背中をポンポンっと叩いてもらえるような感覚になれると思います。

視聴者へメッセージ

本作をご覧になる方へのメッセージをお聞かせください。
僕はどうしても、読んだ人が自分の人生に置き換えた時に、自分事にできる物語を書きたいというのがあるんです。『ボクたちはみんな大人になれなかった』を読んで、そう思ってくれた人たちがいましたが、多分自分からあの物語に近づいて、自分を投影してくれた部分があると思うんです。でも今回は、描かれる物語にバリエーションとリアリティがある分、さらに多くの人たちに、自分事にしていただける気がします。観て頂いたあとに、思い出すことが沢山あると思います。観る前はすっかり忘れてしまっていたことが、実は自分の人生にとって宝物だったことに気づくと思いますので、是非観ていただきたいです。
この作品は、燃え殻さんにとっても「自分事」でしょうか?
そうですね。僕自身、今を通過点と思うことで、人から見たらダメなパフォーマンスでも、自分の中で最高値を叩き出していると思えれば、先に進めるんです。20年前、舞台俳優から「お前どうすんの?」って言われたように、今も「こんなこと書いててこの先どうすんの?」ってすっげー言われるんですよ。自分でも思いますけど(笑)。でも、今の自分が通過点にいると思うことで、いつか全然違うことをやってるかもしれないしなって気楽な気持ちになれるんです。数年後、「昔作家だった(笑)」と誰かに馬鹿にされるかもしれないけれど、「何もないよりはよかった」「平凡だけど退屈じゃない」って絶対に思うと思いますし、そう言える自分でいたいなと思います。

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