ユヴェントスは勝利への意欲を抱いている。だが、どの勝利を手にしたいかなどと選びたくはないようだ。現時点で勝ち点差7とスクデットが遠のきつつある一方で、3日のマッカビ・ハイファ戦での勝利により、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループリーグ突破に向かっている。

リーグ前節のナポリ戦で3失点を喫し、批判を浴びたユヴェントスの守備陣は、リベンジに向けて準備を進めている。ファビオ・カンナヴァーロはより継続性を求め、ジョルジョ・キエッリーニは今節の相手アタランタを率いるアントニオ・コンテ監督を警戒している。両選手はそれぞれ、次のように語った。

カンナヴァーロ:
「マッカビ戦で僕らは大事な勝ち点3を手に入れた。でも、ベルガモでのアタランタ戦は、もっと難しくなるはずだ。今の僕らはまあまあの時期にある。サンプドリア戦と、ナポリ戦の前半は良かった。でも、ナポリ戦の後半はプレーできなかったね。最大限を目指すのであれば、もっとコンスタントにならなければいけない」

「インテル? 7ポイント差が大きいことは分かっている。だけど、僕は自信を抱いているよ。まだリーグ戦が終わるまで、試合はたくさんあるんだし、僕らには1位を狙い続ける義務がある。リーグ戦よりCLの方が良い? 僕らは両方の目標を目指している。何も諦めたくはないんだ」

キエッリーニ:
「僕らにとってアタランタ戦は重要な試合だ。まったく簡単にはいかないはずだから、気をつけなければいけない。僕はコンテ監督を知っているけど、アタランタはモチベーションにあふれているはずだ。彼らは2連敗しているしね」

「僕らは万全ではないけど、戦術を変えたときは普通のことさ。出だしは良かったんだけど、僕らはそれからケガ人の影響を受けることになった。デル・ピエーロからイアクインタ、シソコ、マルキージオ、カンナヴァーロまでね。1週間に3試合戦うのでなければ、不在者の影響はそう感じない。だけど、リーグ戦とカップ戦をそれぞれ戦うとなると、交代する選手がいるかどうかは重要なんだ」

「ナポリ戦の敗北? 僕らはバカげた30分間の代償を払うことになった。あのまま試合が2−0で終わっていたら、今ごろはユヴェントスが連勝しているって話をしていたはずだよ。今は順位表を見てはいない。少なくとも、12月5日(インテル戦)まではね」

「CL? 僕らは次のボルドー戦で勝ちにいく。今年は去年よりもグループ2位のチームたちが弱いから、グループ首位で決勝トーナメントへ行くことがとても大切だからね」