マラソン大会もSDGs マイボトル・マイカップ給水は広がるか

有料記事

城真弓
[PR]

 マラソンランナーの給水はマイカップかマイボトルで――。そんな大会が19日に北九州市である。ごみを大幅に減らし、持続可能な社会を目指そうという試みだが、ランナーにとってはタイムに影響が出かねない。今後広がりを見せるのか。主催者にとっても反応が気になる挑戦だ。

 北九州市などが主催する北九州マラソンには、例年約1万2千人のランナーが参加する。レース中の給水には紙コップ約30万個を準備し、使用済みのコップをボランティアが片付けてきた。

 だが、新型コロナウイルス感染症の影響による中止を経て3年ぶりの開催となる今回、大会実行委員会は、国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みを重点目標に掲げた。これに沿って運営を見直す中で対象にあがったのが紙コップだった。

 北九州市は公害を乗り越えた…

この記事は有料記事です。残り1426文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません