10日に電車に身を投げて自殺したハノーファー所属の元ドイツ代表GKロベルト・エンケ氏(享年32)の追悼会が15日、ハノーファーのAWDアリーナで行われた。多くの政界・スポーツ界の著名人を含め、4万5000人が参列している。

セレモニーは弦楽四重奏で始まり、その直前にはハノーファーの選手たちが、ピッチ中央に置かれたエンケ氏の棺に花輪を捧げた。涙を誘う式典は、チームメートたちがピッチへ登場し、2列に分かれて通りゆく棺を見守って終了。その間、大型スクリーンにはエンケ氏の映像が映し出され、「You'll never walk alone」が流れた。なお、セレモニーは複数のドイツのテレビ局によって放送されている。

また、内輪での葬式も15日に行われる予定。場所はエンケ氏の家族が住み、2006年にわずか2歳で心臓の病気によりこの世を去った、長女ララちゃんも眠るハノーファー近郊となっている。