大統領の理髪師 [DVD]
フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | リュ・スンス, ソン・ガンホ, イ・ジェウン, ソン・ビョンホ, イム・チャンサン, ムン・ソリ |
言語 | 日本語, 韓国語 |
稼働時間 | 1 時間 56 分 |
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商品の説明
Amazonより
1960~70年代の韓国で、大統領官邸のある町に住んでいたことから、大統領専属の理髪師となったハンモ。不正選挙や軍事クーデター、北側の脅威などを背景に、彼の一家の物語が、息子が語るナレーションとともに綴られる。韓国の激動期が市井の人々の目線でとらえられ、ほのぼのとした後味に包まれる珠玉作だ。
主演のソン・ガンホが『殺人の追憶』と同様、本作でも計算しつくしたような素晴らしい演技をみせる。初めて大統領の髪を切るときの緊張感から、息子の病気を治そうと必死になる父の顔までを、さまざまな表情で演じ分け、すんなり共感させられるのだ。本作に描かれるエピソードの多くはユーモアというオブラートに包まれて描写されるため、随所で笑いを誘うのだが、描かれている事件自体は、かなりシリアス。脚本・監督のイム・チャンサンは、笑わせながらも、感動や恐怖、当時の政府への批判を水面下で高めていく。初監督作とは思えない演出力に、韓国映画のパワーが感じられる。(斉藤博昭)
レビュー
製作総指揮: チェ・ジェウォン 製作: チョ・ヨンベ 監督・脚本: イム・チャンサン 撮影: チョ・ヨンギュ 音楽: パク・キホン 出演: ソン・ガンホ/ムン・ソリ/リュ・スンス/イ・ジェウン/ソン・ビョンホ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語, 韓国語
- 梱包サイズ : 19 x 13.6 x 1.4 cm; 100 g
- EAN : 4532318005553
- 監督 : イム・チャンサン
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 56 分
- 発売日 : 2005/8/5
- 出演 : ソン・ガンホ, ムン・ソリ, リュ・スンス, イ・ジェウン, ソン・ビョンホ
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : アルバトロス
- ASIN : B0009V1D60
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 86,377位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 7,999位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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為政者の具体名は明らかにされません。ですが誰を描いているのかすぐに理解出来ます。
当時の政府への風刺、皮肉をブラックジョークをふんだんに盛り込んで描きながら、
基調になっているのは家族愛です。
主役の理髪師とその妻を演じるのは韓国で最高の役者です。
警護室長を演じているのも名優です。
彼らに堂々と互した演技を、子役のイ・ジェウン君が披露しています。
普遍のテーマを扱っているだけに、何度観ても飽きることのない秀作です。
一見紳士風な大統領が行う独裁政治と、無知ゆえに政府のお先棒
担ぎに利用される庶民たちがきっちりと描かれていますが、むき
だしの社会派ドラマではなく、コメディー味のヒューマンドラマ
にしたところがさすがアジアのハリウッド。
主人公の理髪師を演じるはソン・ガンホ。JSAや殺人の追憶でお
なじみの韓国実力派。今回はいつもの迫力の顔面演技はちょっと抑
え目にし、その分、指先、肩、背中など身体各部位にセリフを語ら
せています。奥さん役はムン・ソリ。オアシスでおなじみのこれま
た実力派。主役より出過ぎない抑制された、しかしメリハリのきい
た演技で脇を固めます。この2人と、これが初監督というイム・チャ
ンサンが三位一体で作りだした秀作です。
ちょっとしたエピソードのあしらい方が絶妙。子どもが数人並んで
「ナンとかちゃんがほしい」といい合う遊び。日本だけじゃないん
だ。なつかしいなあ。極めつけは「四捨五入」。これと赤ん坊の誕
生を絡めるなんて、誰がおもいつくだろう。
風刺映画なのに、見終わって、心にポッと明かりがともるような
得がたい味わいの映画でした。
恐ろしく上手。苦しい時代を知っているからこそのユーモアなのでしょうか。
ソンガンホ演じる理髪師は、魯迅の阿Q思わす役柄です。
彼は仕事も守るものも有りますけど。
まぁなんしか、そこらにいる正直で小心者な普通のおっさんです。
ムンソリ演じる理髪師嫁は、強さも優しさもオカンそのもの。
わけわからんパーマしてましたけど、当時は流行ってたんでしょうね。
ソンガンホに負けないぐらいの存在感でてました。
独裁者の牛耳る世界は滑稽でいて、残酷。
その特権階級の人と普通のおっさん、コントラストも
距離感もなんかリアル。
作風にもぴったりで超ハマり役でしたね。
コミカルで庶民的なお父さんを演じさせたら右に出るものはいないでしょう。
映画としては社会風刺的な面が多くて(コミカルに描いてはいるのですが)
少しでも良いので韓国史や当時の韓国の風潮を知っておいた方が楽しめると思います。
公式サイトに載ってるので事前に読んでおくことをおすすめします。
僕はその辺の事情を知らないまま見たので「・・・?」な部分も多少ありました。
作風としては好きですし独特のユーモアもあり楽しめた作品でしたが、僕は感動は出来ませんでした。
後半、もうひと山欲しかったなぁ。
父親の優しさは伝わってきたんですけどね。
息子のために必死になる過程がコミカルだったせいなのかな。
好印象!
星4つ