バルサにとって今シーズン最初の山場がやってきた。まずチームに襲いかかったのがインフルエンザだ。アビダル、トゥーレ・ヤヤが感染し対アスレティック・ビルバオ戦欠場が決まると、マルケスもインフルエンザの可能性があるとして戦列から離れた。チームに今後も感染者が出ることも考えられる。

 クラシコを1週間前に控えたリーガ第11節対アスレティック・ビルバオ戦。前半からバルサはいつも通りゲームをコントロール。ボールを素早く回すパス交換で、アスレティック・ビルバオは受け身となる。メッシがGKと1対1になるなど絶好のゴールチャンスを作るもゴールには結びつかず前半を折り返す。後半、チャビのスルーパスを受けたダニ・アウベスが先制ゴールを挙げる。

 反撃に出たアスレティック・ビルバオは、バルサDFの裏をついたトケーロがしっかりとこぼれ球を押し込み同点ゴール。結局これで試合は終了。バルサにとっての痛手は同点よりも足を痛めて退場したメッシだ。怪我の具合によってはCL対インテル戦とクラシコ欠場の可能性も出て来た。メッシの怪我の状態は気になるところだ。

 これでリーガは首位をR・マドリーに譲り渡し来週のクラシコを迎える。CL対インテル戦、そして対R・マドリーとのクラシコ。病人3人に加え、メッシの怪我。イブラヒモビッチも怪我明けで迎えるハードな1週間。バルサはこの2戦をどのように乗りきるのだろうか。

(スペイン通信)