すごくわかりやすく美しいです。
下準備から作り方はもちろん、製本作業上のポイントになる部分を「豆講座」として盛り込んでいたり、
それぞれの豆本の作り方の前に「この豆本の特徴」を写真とともに解説するなど、色々な工夫がされていて感心しました。
豆本づくり(ひいては製本)の楽しさをわかりやすく伝えようとする気持ちが、ひしひしと伝わってくる一冊です。
写真も美しくスタイリングされており、赤井さんの豆本の良さも楽しめます。
この本を作られた方の製本知識の正確さや、わかりやすさは、他の豆本作りの本の中でも群を抜いており、
製本の基礎技術をふまえたうえで、初心者にもつくりやすいようなアレンジがされています。
子供だましでない豆本づくりのいろはが満載で、製本に興味を持っている人にもおすすめです。
製本の歴史的な話や基礎知識の記述については、なにかの引用というよりは、製本技術者としての知識(主に口伝による習得)から出たものであろうと思います。
「パピヨンかがり」は栃折さんの考案ですが、栃折さんの教え子が今では全国で教えられていて、このかがりは製本技術者の間ではもうスタンダードとなっているようで、引用の記載も特に必要なしとの判断だと思います。
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豆本づくりのいろは 大型本 – 2009/11/26
赤井 都
(著)
初心者でも楽しめるシンプルな作りの豆本から、本格派も満足させる糸綴じのハードカバーや革表紙の豆本、和綴じの豆本など10種類の作り方を紹介。豆本好き必携の書です。
- 本の長さ95ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2009/11/26
- ISBN-10430927143X
- ISBN-13978-4309271439
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2009/11/26)
- 発売日 : 2009/11/26
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 95ページ
- ISBN-10 : 430927143X
- ISBN-13 : 978-4309271439
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,048,218位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 134,666位趣味・実用
- カスタマーレビュー:
著者について
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豆本作家。文筆家。2006年、ミニチュアブック協会(本拠地アメリカ)の国際的な豆本コンクールで、独学で初めて作ったハードカバー豆本で日本人初のグランプリを受賞し、2007年連続受賞。2006年より個展、グループ展、ワークショップ講師多数。オリジナルの物語とその世界観を現す装丁に惹き付けられるファンは多い。豆本朗読会、豆本がちゃぽんを発案、継続中。2009年ルリユール工房「入門」修了。現在「パッセ・カルトン」「書籍の修復と保存」受講中。東京製本倶楽部会員、Miniature Book Socity会員。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても良い本でした。
製本の専門用語の説明もあってわかりやすかったです。
簡単な豆本から本格的な製本までできるし、他の作家の作品も載っていてとても参考になりました。
製本の専門用語の説明もあってわかりやすかったです。
簡単な豆本から本格的な製本までできるし、他の作家の作品も載っていてとても参考になりました。
2010年1月12日に日本でレビュー済み
とても詳しく、きれいな写真とイラストで、製本の工程が載せられていて分かり易いです。
製本の工程は、基本的に豆本に特化したではなく、普通サイズの本の手製本と同様なので
豆本以外の本作りにも役に立つでしょう。もちろん、豆本サイズならではのノウハウが
たくさん盛り込まれていました。
ただ、惜しむらくは、この本の執筆に使ったと思われる
参考文献の記載が、全くないことです。だから★を減らしました。
豆本や製本全般の歴史的な話や基礎知識の記述があるにもかかわらず
その出典が不明のままでは、残念です。情報の信頼性に欠けます。
特に「パピヨンかがり」に関しては、考案者の自著が現在も出版されていて
その内容の焼き直しというような記述なので、
参考文献として、原典の著書名を載せるべきでは?
製本の工程は、基本的に豆本に特化したではなく、普通サイズの本の手製本と同様なので
豆本以外の本作りにも役に立つでしょう。もちろん、豆本サイズならではのノウハウが
たくさん盛り込まれていました。
ただ、惜しむらくは、この本の執筆に使ったと思われる
参考文献の記載が、全くないことです。だから★を減らしました。
豆本や製本全般の歴史的な話や基礎知識の記述があるにもかかわらず
その出典が不明のままでは、残念です。情報の信頼性に欠けます。
特に「パピヨンかがり」に関しては、考案者の自著が現在も出版されていて
その内容の焼き直しというような記述なので、
参考文献として、原典の著書名を載せるべきでは?
2009年12月4日に日本でレビュー済み
豆本作りの工程が、数多くの写真や図によってコマを追うように紹介されており、自分で豆本を作らない人でも「へえー、こうやって作られているのか」と楽しむ事ができる。オールカラーで、写真集や絵本を見るように、ぱらぱらとめくって眺めるだけでも楽しい。それでいて、実際に豆本を作る人のための知識やコツは、惜し気なく詳細まで書かれている。また、函の作り方や飾りを付ける工夫は、豆本以外の紙・布細工にも応用できる。
2011年11月1日に日本でレビュー済み
眺めていて楽しいし、買って良かったという一冊。
しかし、知りたいことがちょっとづつ載っていないことがしばしば…
実際に 製本しようと、本文紙を印刷しようと思ってもそのあたりの説明が詳しく載っていなくて中身が真っ白か手書きの豆本しか作ることができませんでした。
インターネットで調べてみると、イラストレーター等のソフトがないと、本文紙の配置 印刷は難しいみたいで 中身が印刷された豆本をつくるにはある程度パソコンの知識や環境が必要みたいです。
少し、本自体のレビューから離れましたが
これさえあれば完璧!! というものでもないので書店で実物を見てから買うことをオススメします。
しかし、知りたいことがちょっとづつ載っていないことがしばしば…
実際に 製本しようと、本文紙を印刷しようと思ってもそのあたりの説明が詳しく載っていなくて中身が真っ白か手書きの豆本しか作ることができませんでした。
インターネットで調べてみると、イラストレーター等のソフトがないと、本文紙の配置 印刷は難しいみたいで 中身が印刷された豆本をつくるにはある程度パソコンの知識や環境が必要みたいです。
少し、本自体のレビューから離れましたが
これさえあれば完璧!! というものでもないので書店で実物を見てから買うことをオススメします。
2009年12月2日に日本でレビュー済み
豆本づくりでありながら、通常の製本のエッセンスを味わえる丁寧な構成で、単に初心者だけでなく、応用範囲の広い労作。書物への愛情が行間から見てとれる。作業手順が多くの写真で見ることが出来、製本工程を把握しやすい構成になっている。
2020年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"『こんな本あったらいいな』そんな夢を叶える、豆本づくり。あなただけの世界が小さな本になります。手間ひまかけて、コツコツと作る時間も心地よいもの。きっと、愛おしい一冊が出来上がることでしょう。"2009年発刊の本書は、日本人初の国際豆本コンクールでグランプリを受賞した豆本作家による豆本の魅力と作り方が凝縮された一冊。
個人的には、日本に数えるほどしかない【フリーペーパー専門店】を運営する立場としてワークショップも開催することから、豆本についても勉強したいと手にとりました。
そんな本書は、世界最古の豆本はメソポタミアの粘土板とする歴史や各部の名称と役割、制作に必要な道具や紙紹介から始まって、カード式豆本、アコーディオン折本、かんたん巻きもの式豆本、のり綴じのソフトカバー豆本、ハードカバー豆本といった【各種豆本の作り方を豊富な写真と共に説明してくれている】わけですが。さすがはプロの仕事ぶり。その圧巻のクオリティに紙の本好きとして心踊る読み心地でした。
また、フリーペーパーの専門店とは別に読書会を主宰している立場としても【古典文学の豆本を集めて開催してみたらどんなに面白いだろう!】そんな企画や光景を思い浮かべて、こちらもワクワクとしてしまいました。
めくるめく豆本の世界を覗きたい誰か、紙の本好きな誰かにもオススメです。
個人的には、日本に数えるほどしかない【フリーペーパー専門店】を運営する立場としてワークショップも開催することから、豆本についても勉強したいと手にとりました。
そんな本書は、世界最古の豆本はメソポタミアの粘土板とする歴史や各部の名称と役割、制作に必要な道具や紙紹介から始まって、カード式豆本、アコーディオン折本、かんたん巻きもの式豆本、のり綴じのソフトカバー豆本、ハードカバー豆本といった【各種豆本の作り方を豊富な写真と共に説明してくれている】わけですが。さすがはプロの仕事ぶり。その圧巻のクオリティに紙の本好きとして心踊る読み心地でした。
また、フリーペーパーの専門店とは別に読書会を主宰している立場としても【古典文学の豆本を集めて開催してみたらどんなに面白いだろう!】そんな企画や光景を思い浮かべて、こちらもワクワクとしてしまいました。
めくるめく豆本の世界を覗きたい誰か、紙の本好きな誰かにもオススメです。