萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

陸奥国一ノ宮塩竃神社

2009年12月20日 | 散歩

<塩竃神社。風格のある構えだ。>

昨日、午後塩竃神社に行ってきた。仙台からJR仙石線で約30分、本塩釜駅で降りて、15分も歩くと神社の入口に着く。「東北鎮護塩竃神社」という立派な石塔がある。この神社は陸奥国一之宮である。毎年、初詣の季節は大勢の人で賑わうそうだ。階段の登り口には、すでに「謹賀新年」の看板がかかっていた。

結構な階段を息を切らして登って、お参りした。隣接する志波彦(しわひこ)神社の境内からは塩竃の港が見える。境内から港や海が見える神社ってのは珍しいのではないか。もっとも、四方を海で囲まれている日本であるから、海が見える神社はむしろ多いかもしれない。そういえば、明治の初め頃までは、東京タワーのそばにある「愛宕神社」からも品川の海が見えたらしい。いまでは周りを高層ビルに囲まれて、ひどく視界の悪い神社になってしまったが・・・。


<志波彦神社の境内から港が見える>

境内にある資料館にも入った。塩の造り方を写真や模型で解説してあった。また、伊達家の鎧や刀、夏祭りの時に使う豪華な神輿などが飾ってあり、結構楽しめた。神社を降りてきて、すぐそばの「御釜神社」にも寄ってみた。ここには「神竃」という塩を作るときの釜があるそうだが、料金を払わないと見ることができない。すでに陽が落ちてきていて薄暗かったので、見るのはあきらめた。


<夕暮れに 煌々と光る 浦霞>

本塩釜駅方面に歩いて行くと、「浦霞」の看板が光っている。ここがあの名酒の蔵元なのだ。店の中を覗いた。楽天イーグルスの限定酒もあったが、買わずに出てきた。階段登ったり、歩いたりで適当にノドも乾き、腹も空いた。以前に地元座員に聞き出しておいた「翠松亭(すいしょうてい)」という店に入った。

テーブル席に通されたが、都内や国分町などの繁華街と違って、ゆったりとした感じで雰囲気がいい。注文した肴は「マグロ頬の刺身」「マグロカマの漬け焼き」「牡蠣の天ぷら」「たらきく(白子)酢」「カニサラダ」。どれも新鮮で一工夫されていて美味しかった。酒はもちろん目と鼻の先の「浦霞」。

いやー。よかったね。実に。酒呑みには堪えられませんナ。いい店でした。今度は「呑み処徘徊シリーズ」の酒材、おっと取材で来ようと思ったのだった
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