検索と広告が主たるビジネスモデルで、そのためにブラウザーやOS、Androidスマートフォンや、クラウドまで侵攻しているのだが、それら個々の技術や開発がもの凄い。しかも凄さが、淡々とGoogle社員グーグラーへのインタービューで綴られる。
Google研究というよりも、21世紀のインターネットビジネスのトレンドを知る、必読の書である。
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GOOGLEの全貌 そのサービス戦略と技術 単行本 – 2009/12/10
日経コンピュータ
(著)
ブラウザのGoogle Chrome、オープンソースOSのGoogle Chrome OS、次世代通信プラットフォームのGoogle Wave、携帯電話向けのAndroidやクラウド・コンピューティングへの対応など、検索エンジンのサービスに始まったGoogleは、新しい領域へサービス、インフラの範囲を着実に広げている。Googleはどこを目指しているのか。これまでの技術の足跡と開発陣営の強さを追いながら、これからの展開を探る。日経コンピュータ記者陣の現地取材により、知られざるGoogleの全貌を明かす意欲作。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2009/12/10
- ISBN-104822262421
- ISBN-13978-4822262426
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登録情報
- 出版社 : 日経BP (2009/12/10)
- 発売日 : 2009/12/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4822262421
- ISBN-13 : 978-4822262426
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,599,479位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 45,400位コンピュータ・IT (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2009年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Googleのことを、まだ、あまり知らない方がどんな会社なのか判るように丁寧に説明されています。
コードで世界を変えるなんて日常生活の全域に渡ってコンピュータの存在が高まってきた時代背景が可能にしていると思うが、Googlerの卓越した技術に裏付けされた自信の表れともいえるでしょう。日本ではプログラマの冷遇された立場(もっともレベルは月とスッポンだが)を考えたら、なんともうらやましいものです。
副題に「そのサービス戦略と技術」とありSEの端くれとして技術面にとても興味があったのですが、日経コンピュータらしいアウトラインの紹介になっており、結局よくわからん内容になっていて、そのため評価を下げています。
コードで世界を変えるなんて日常生活の全域に渡ってコンピュータの存在が高まってきた時代背景が可能にしていると思うが、Googlerの卓越した技術に裏付けされた自信の表れともいえるでしょう。日本ではプログラマの冷遇された立場(もっともレベルは月とスッポンだが)を考えたら、なんともうらやましいものです。
副題に「そのサービス戦略と技術」とありSEの端くれとして技術面にとても興味があったのですが、日経コンピュータらしいアウトラインの紹介になっており、結局よくわからん内容になっていて、そのため評価を下げています。
2010年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
グーグルを解剖する本だが、本書の特徴はエンジニアレベルのインタビューが豊富であること。一方、経営レベルへのインタビューは少ない。グーグルの技術、特に、グーグルが力を入れている技術を中心として解説されている。技術説明としてはそれほど深いものではない。ゆえに、グーグルの技術について詳しく知りたいという場合には不十分であるが、技術的にバックグラウンドがないと、この本に書いてある技術説明の多くは理解出来ないのではないかとも思う。ある程度、ソフトウェアの知識があり、グーグルがなにをやろうとしているのかを手っ取り早く掴みたい人向けか。
技術説明に終始しているわけではない。エンジニアにとっていかに魅力的な環境をグーグルが提供しているか、など全体的にグーグルに好意的な本である。そして、グーグルの「勢い」を感じさせられる本でもある。
技術説明に終始しているわけではない。エンジニアにとっていかに魅力的な環境をグーグルが提供しているか、など全体的にグーグルに好意的な本である。そして、グーグルの「勢い」を感じさせられる本でもある。
2011年4月3日に日本でレビュー済み
勢力拡大が続くGoogleの,経営戦略,技術開発,人事制度や,他のプレーヤーとの関係などを,膨大なインタビューに基づき解説しています.
NHKの本( グーグル革命の衝撃 (新潮文庫) )が,どちらかといえばGoogleそのものというより,Googleが進んでいった先にある未来社会はどうなるのか? といった問題提起が中心であるのに対し,本書はあくまでGoogleにフォーカスしており,特に開発技術および技術者のインタビューなどの記述が比較的充実していると思います.
個人的には,sawzall, MapReduce, BigTable, GFS, Chubby,エラー忘却コンピューティングといったキーワードに接することができたことが有益でした.これらのキーワードに対する論文の名前も掲載されているし,さらに突っ込んで知りたい人のガイドとなるでしょう.
巻頭にある技術マップもよくできていると思います.
NHKの本( グーグル革命の衝撃 (新潮文庫) )が,どちらかといえばGoogleそのものというより,Googleが進んでいった先にある未来社会はどうなるのか? といった問題提起が中心であるのに対し,本書はあくまでGoogleにフォーカスしており,特に開発技術および技術者のインタビューなどの記述が比較的充実していると思います.
個人的には,sawzall, MapReduce, BigTable, GFS, Chubby,エラー忘却コンピューティングといったキーワードに接することができたことが有益でした.これらのキーワードに対する論文の名前も掲載されているし,さらに突っ込んで知りたい人のガイドとなるでしょう.
巻頭にある技術マップもよくできていると思います.
2015年1月7日に日本でレビュー済み
コンピュータの日進月歩いや秒進分歩世界にあって、2009年の出版でありますからいささかほこりが積もった歴史本でもありますが、
驚くべきは、ほぼ当時計画中のものも含めその戦略のほとんど今日が実用化、成功しているgoogleのちからに圧倒されます。
web検索からクローム、アンドロイド、クラウドさらには通信回線までおおむね世界のネットワーク技術を寡占化してしまった実力はどこから、と思いますね。
グーグルが掲げる10の企業理念
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
3.遅いよりはやいほうがいい
4.Webでも民主主義は機能する
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
6.悪事を働くなくてもお金は稼げる
7.外にはいつも情報がもっとある
8.情報のニーズはすべての国境を超える
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる
10.すばらしいでは足りない
(googleの全貌 日経コンピュータ編から)
IT業界の天才はよくビルゲイツかスティーブジョブスかラリーペイジ(google創業者)といわれますが 、
どうもgoogle成功のうらにはスタンフォード大学ファミリーとそのドン、エリック・シュミットの存在が大きいようです。
驚くべきは、ほぼ当時計画中のものも含めその戦略のほとんど今日が実用化、成功しているgoogleのちからに圧倒されます。
web検索からクローム、アンドロイド、クラウドさらには通信回線までおおむね世界のネットワーク技術を寡占化してしまった実力はどこから、と思いますね。
グーグルが掲げる10の企業理念
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
3.遅いよりはやいほうがいい
4.Webでも民主主義は機能する
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
6.悪事を働くなくてもお金は稼げる
7.外にはいつも情報がもっとある
8.情報のニーズはすべての国境を超える
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる
10.すばらしいでは足りない
(googleの全貌 日経コンピュータ編から)
IT業界の天才はよくビルゲイツかスティーブジョブスかラリーペイジ(google創業者)といわれますが 、
どうもgoogle成功のうらにはスタンフォード大学ファミリーとそのドン、エリック・シュミットの存在が大きいようです。
2010年2月17日に日本でレビュー済み
日経コンピュータに複数号に渡って掲載された記事を再編集したもの。
有名企業でありながら、その情報をあまり開示しない会社。日経コンピ
ュータは、その会社に正面から取材を申し込み、グーグル関係者、約3
0人の「生の声」を拾った。
検索アルゴリズムの改良頻度は1年間に400回を越える
−ウディ・マンバー副社長−(P33)
どんな変更にも必ず副作用がある。一つ機能を足したら、
何か一つ削るくらいの方針で改善している。
−原田昌紀氏−(P40)
電子メールのアーキテクチャは郵便のメタファ。基本的には
40年前に生まれたものだ。確かに使い慣れているが、それ
が最適なコミュニケーションとは限らない。
−グレッグ・ダレサンドラ氏−(P74)
ウリは、この「生の声」である。
日経コンピュータの十八番である、分かり易いまとめ方は評価できる。
しかし、章と章のつながりが悪い。原因は、重複感、不揃い感だ。複数
執筆者の雑誌に掲載された元原稿に、なるべく手を加えないという編集
方針だったのだろうか..
雑誌の読者と本の読者は違う。そのことを知らないわけでもあるまいに。
有名企業でありながら、その情報をあまり開示しない会社。日経コンピ
ュータは、その会社に正面から取材を申し込み、グーグル関係者、約3
0人の「生の声」を拾った。
検索アルゴリズムの改良頻度は1年間に400回を越える
−ウディ・マンバー副社長−(P33)
どんな変更にも必ず副作用がある。一つ機能を足したら、
何か一つ削るくらいの方針で改善している。
−原田昌紀氏−(P40)
電子メールのアーキテクチャは郵便のメタファ。基本的には
40年前に生まれたものだ。確かに使い慣れているが、それ
が最適なコミュニケーションとは限らない。
−グレッグ・ダレサンドラ氏−(P74)
ウリは、この「生の声」である。
日経コンピュータの十八番である、分かり易いまとめ方は評価できる。
しかし、章と章のつながりが悪い。原因は、重複感、不揃い感だ。複数
執筆者の雑誌に掲載された元原稿に、なるべく手を加えないという編集
方針だったのだろうか..
雑誌の読者と本の読者は違う。そのことを知らないわけでもあるまいに。
2010年1月17日に日本でレビュー済み
就活などでぜひ聞いてみたいところ。Googleってどんなところ?の回答となる本ですね。
技術的な用語はいくつか出てきますが、それぞれはほとんど解説されていません。だから技術的な本をご希望の方はこれ以外の本をお探しください。
今話題のGoogleってどんなことを考えてサービスをつくっているの?
どうして大規模データセンターを自前で持っているの?
Googleで実際に働いている人はどんな人?
などなど、Googleという「会社」そのものがよくわかります。
Googleに、とは言わないけどGoogleのような環境・社風の職場で働けると楽しいだろうな〜。それがこの本を読んだ感想です。
技術的な用語はいくつか出てきますが、それぞれはほとんど解説されていません。だから技術的な本をご希望の方はこれ以外の本をお探しください。
今話題のGoogleってどんなことを考えてサービスをつくっているの?
どうして大規模データセンターを自前で持っているの?
Googleで実際に働いている人はどんな人?
などなど、Googleという「会社」そのものがよくわかります。
Googleに、とは言わないけどGoogleのような環境・社風の職場で働けると楽しいだろうな〜。それがこの本を読んだ感想です。
2010年2月6日に日本でレビュー済み
Googleの社風を全面的にうち出した本。編集自体は保守的で、そつなくまとめてある。
テレビのドキュメンタリー調に、社員(主に経営層とエンジニア)へのインタビューが中心になっていて、エキサイティングに最後まで読み通せた。
IT系のネットニュースを日々チェックしている人にとって、新たに得られる情報は少ないかもしれないが、現時点での総まとめとしては参考になるだろう。
うがった見方をすれば、ニッポンのサラリーマン向けといったところ。
サービスを利用する側から感じるのは、提供される機能が他社にはない速さで日々進化していくこと。
しばしば安定性に欠ける、ネットユーザーを実験台にしていると評されることもあるが、その技術や開発ペースには脱帽する。エンジニア達はクレイジーというほかない。
Googleに出会ってから、beta(β版)に対する印象が変わった。功罪あるがこれもすごいことだと思う。
テレビのドキュメンタリー調に、社員(主に経営層とエンジニア)へのインタビューが中心になっていて、エキサイティングに最後まで読み通せた。
IT系のネットニュースを日々チェックしている人にとって、新たに得られる情報は少ないかもしれないが、現時点での総まとめとしては参考になるだろう。
うがった見方をすれば、ニッポンのサラリーマン向けといったところ。
サービスを利用する側から感じるのは、提供される機能が他社にはない速さで日々進化していくこと。
しばしば安定性に欠ける、ネットユーザーを実験台にしていると評されることもあるが、その技術や開発ペースには脱帽する。エンジニア達はクレイジーというほかない。
Googleに出会ってから、beta(β版)に対する印象が変わった。功罪あるがこれもすごいことだと思う。