【1月8日 AFP】人気アパレルブランド「H&M」のニューヨーク(New York )・ヘラルドスクエア(Herald Square)にある店舗が、売れ残った衣料品を裁断して捨てていたと7日の米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報じ、論議を呼んでいる。

 タイムズ紙によると、市内の大学院生がこの店舗の外で、切り刻まれた新品の衣料が袋に詰めて捨てられているのを発見、同紙に情報提供してきたという。問題の店舗では店員らが日常的に、カッターナイフやかみそりで売れ残り品を裁断し、廃棄していたと同紙は報道している。

 この記事に対し、インターネット上では「なぜ寄付しない」と非難や怒りの声が巻き起こった。ニューヨークでは失業率が10%を超え、多くのホームレスが冬の寒さに耐えている。

 H&Mは、通常は衣料品は慈善団体に寄付しているが、品質基準に達しないとの理由で寄付しないものもあるとの声明を発表。また、同社広報は、問題の店舗がなぜそのような商品の扱いをしたのか不明だが、「このようなことが二度と起こらないようにする」と述べるとともに、他の店舗で同様の行為が行われていないことを確認すると語った。(c)AFP

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