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ひまわりの海~セヴラック:ピアノ作品集
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曲目リスト
ディスク: 1
1 | ≪大地の歌≫・・・7部からなる農事詩 序曲:大地の魂 |
2 | ≪大地の歌≫・・・7部からなる農事詩 I.耕作 |
3 | ≪大地の歌≫・・・7部からなる農事詩 II.種蒔き |
4 | ≪大地の歌≫・・・7部からなる農事詩 間奏曲:夜のおとぎ話 |
5 | ≪大地の歌≫・・・7部からなる農事詩 III.雹 |
6 | ≪大地の歌≫・・・7部からなる農事詩 IV.刈り入れ時 |
7 | ≪大地の歌≫・・・7部からなる農事詩 エピローグ:婚礼の日 |
8 | ≪ラングドック地方にて≫ I.祭りの日の畑屋敷をさして |
9 | ≪ラングドック地方にて≫ II.沼で、夕べに |
10 | ≪ラングドック地方にて≫ III.牧場における乗馬 |
11 | ≪ラングドック地方にて≫ IV.春の墓地のひと隅 |
12 | ≪ラングドック地方にて≫ V.農家の市の日 |
13 | ≪水の精と不謹慎な牧神(ダンス・ノクターン)≫ |
14 | ≪日向で水浴びする女たち≫ |
ディスク: 2
1 | ≪セルダーニャ≫・・・5つの絵画的習作 I.二輪馬車で |
2 | ≪セルダーニャ≫・・・5つの絵画的習作 II.祭り |
3 | ≪セルダーニャ≫・・・5つの絵画的習作 III.村のヴァイオリン弾きと落穂拾いの女たち |
4 | ≪セルダーニャ≫・・・5つの絵画的習作 IV.リヴィアのキリスト十字架像の前のラバ引きたち |
5 | ≪セルダーニャ≫・・・5つの絵画的習作 V.ラバ引きたちの帰還 |
6 | ≪休暇の日々から≫ 第一集(全8曲) シューマンへの祈り |
7 | ≪休暇の日々から≫ 第一集(全8曲) I.お祖母様が撫でてくれる |
8 | ≪休暇の日々から≫ 第一集(全8曲) II.小さなお隣さんたちが訪ねてくる |
9 | ≪休暇の日々から≫ 第一集(全8曲) III.教会のスイス人に扮装したトト |
10 | ≪休暇の日々から≫ 第一集(全8曲) IV.ミミは侯爵夫人の扮装をする |
11 | ≪休暇の日々から≫ 第一集(全8曲) V.公園でのロンド |
12 | ≪休暇の日々から≫ 第一集(全8曲) VI.古いオルゴールが聴こえるとき |
13 | ≪休暇の日々から≫ 第一集(全8曲) VII.ロマンティックなワルツ |
14 | ≪休暇の日々から≫ 第二集(全3曲) I.ショパンの泉 |
15 | ≪休暇の日々から≫ 第二集(全3曲) II.鳩たちの水盤 |
16 | ≪休暇の日々から≫ 第二集(全3曲) III.二人の騎兵 |
17 | ≪ポンパドゥール夫人へのスタンス≫ |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
まず、アルバムのタイトルに惹かれる。『ひまわりの海』……舘野泉がデオダ・ド・セヴラックの生地、南仏のサン・フェリックス・ドゥ・ロウラゲを訪れたとき、小高い丘の上にあり360度の視界が開けるその村からは全面ひまわりの豊かな波打つ大地が見られたという。ドビュッシーは「セヴラックの音楽は、とても素敵な(大地のような)香りがする」と称したが、確かにセヴラックの音楽には南仏の香りがする。彼の名はピアノ作品で後世に残っているが、それらの曲は組曲のスタイルをもつものが多い。そしてそのタイトルは抽象的であるよりは物語のようで、大抵は彼の家の周りに広がる景色であったり、自然とともに大地に生きる人々の生活の営みであったり、祈り(ご存じの通り、ラングドック地方はカタリ派だのテンプル騎士団だの、なかなか興味深い地域である)であったりする。舘野泉はセヴラックに魅せられ、このレコーディングを長年温めてきたという。彼は2001年、演奏生活40年を迎え、このCDはその記念盤でもある。
舘野泉といえば北欧、特に、透き通るような、それでいてどこかぬくもりが感じられるフィンランドの音楽を多く演奏してきた。彼の演奏は作品への共感が込められたピュアで心豊かなものである。このCDも(南仏の)セヴラックの音楽へのあふれる思いが聴き手に伝わってくる。舘野の美しい音はいうまでもなく、さながら絵を観ているような、おおらかですべてをつつみこんでくれるような大自然のいぶきと、人々の日常的な営みへの温かい眼差しとを私たちのもとへ運んでくれる。セヴラックの諸作品はピアノの書法としては19世紀終わりから20世紀初期にかけてのものだが、小品を集めた組曲の有様はシューマンからの影響が色濃く見受けられる。舘野はそのロマン派的な叙情性とラヴェルやアルベニス(もちろんドビュッシーも)のごときテクスチャーを見事に織り成し、セヴラックの世界を堪能させてくれている。 (井上郷子) --- 2001年09月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
舘野泉のデビュー40周年記念アルバムはセヴラックのピアノ作品集。南フランス出身のセヴラックの、村人の生活や自然に根ざした美しい作品が舘野の詩情あふれるピアノ演奏で紹介される。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
- メーカー : ワーナーミュージック・ジャパン
- EAN : 4943674027705
- 時間 : 2 時間 24 分
- レーベル : ワーナーミュージック・ジャパン
- ASIN : B00005MIPX
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 40,256位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,211位室内楽・器楽曲
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
そこでCDを買おうと思い立ち、購入してみました。ピアノの曲はゆっくりな物もあれば、激しい部分もあります。
一人で部屋にいるとき、何もせず、ただ静かに黙ってピアノの音を聴く…そういったリラックス空間で聴く時が一番耳に残ると思います。
外に出て雑音にまみれている時、イヤホンで聴くのには不向きです。
どれも素晴らしいものばかりです。気になる方はYouTubeで検索すると曲が幾つか出てきますので、気になったら購入してみるのも
いいでしょう。
ほんとに買って良かったです。
短めの曲は聴きやすく、イマジネーションをかきたてます。
タイトルも遊び心があり、思わずくすっと笑ってしまいました。
”ミミは公爵夫人の扮装をする”とか、
”小さなお隣さんが訪ねてくる”とか・・・。
特に好きなのが”お祖母様が撫でてくれる”と”公園でのロンド”。
100年以上前の幸せな風景を思い浮かべながら
毎日車の中で聴いてます。
その他の曲も素晴らしいですよ!
デオダ・ド・セヴラック(1872-1921)は、ドビュッシー・ラヴェルと同世代を生きた仏作曲家。一般的な知名度はそれ程高くないものの、近年
では本盤の作品を収録したピアニスト・舘野泉氏の功績をはじめ、少しずつピアノ音楽好きから高い評価を受け始めている人でもある。
同世代のドビュッシー・ラヴェルと異なり、名門パリ音楽院に対抗して設立された音楽学校スコラ・カントルムにて学び、一時期はパリにてオ
ルガン・作曲等を学んでいたが、音楽で名声を勝ちとるといった野心とは対照的な性格であった彼はパリに馴染めず、生来病弱であったこ
ともあり、程なく南仏のルシヨン地方のセレという町に移り住む。その後はオルガン奏者として働きながら緩やかなペースにて作品を書き留
めてゆき、48歳の若さで静かに生涯を閉じた。名声とは無縁でも、愛する土地で静かに音楽と戯れた彼の人生は幸せだったのだろう。
彼の作品は歌曲や室内楽といった小規模のものが殆どだが、同世代のドビュッシー達とは一味違う、素朴な旋律と繊細な和声に彩られた
独自の路線を歩んだ。それらは当時の最先端を行くものではなかったかもしれないが、地元の農夫達に愛され「田舎の作曲家」と呼ばれる
ことを喜んだ彼の穏やかな人間性がそのまま音になったものである。それらの作品は他のレビュア様のご指摘とおり他の作曲家からも支持
を受け、ドビュッシーも「とても素敵な香りがする音楽」と彼の音楽を形容し称賛した。
本作は2枚組で、彼の代表作である2大組曲「ラングドック地方にて」「セルダーニャ」を始め、彼の生涯に書きためたピアノ曲の代表作がほ
ぼ網羅されているといって良い大変な価値ある作品だ。演奏者の舘野泉氏は現在70代になるピアニスト。その腕前の確かさは勿論、今ま
で皆が見向きもしなかった優良な作曲家の作品発掘という偉業を生涯に渡り行っている。カスキ・メラルティン等彼の功績により楽譜化され
自ら演奏して発表された北欧の隠れた逸材は数知れず。セヴラックも彼が若い頃からその魅力に惹かれた作曲家であり、現在は「日本セ
ヴラック協会」を立ち上げ、自ら顧問をしている。本盤の演奏も流石に長年添い遂げた作品であるのが分かる様に全曲彼の手の内に入っ
たかのような素晴らしい演奏、そして何よりセヴラックへの惜しみない敬意が感じられるのが良い。
自分がセヴラックに触れるきっかけになったのが、ピアノ発表会で教師の一人が演奏した、本盤収録の組曲「ラングドック地方にて」の1曲目
「祭の農家をめざして」である。ドイツ音楽とは明らかに違う和声、かといってフランス印象派に寄りきっているわけでもない散文詩的な自由な
作風。何より音楽から自分が自然豊かな大地に入り込んだような映像的な魅力に釘づけになり、必死で輸入楽譜を探し求めた。現在では国
内版でお安く彼の楽譜類が入手できる様なので、本盤を聴いて自ら弾いてみたくなったら手に取ってみるとよい。
曲数が多いので各曲のレビューはできないが、もう一曲個人的に思い入れが深いのが、「ポンパドゥール夫人へのスタンス」だ。彼のメロディ
メイカーの能力が遺憾なく発揮された子守唄風のバラード。冒頭と終結部の温かい旋律とそれらに挟まれる悲しさを湛えた旋律の対比が素
晴らしい。この曲こそ彼そのものが音楽に形を変えた名曲だろう。
心癒される音楽に彩られた名盤。休日の午後、うとうとしながら静かに流すと至福の時間が流れる。「何かセンスの良いクラシックを」とお探し
の方、知名度に拘らず一度試聴してみては如何だろうか。