本著を読むと、普段の自分がいかに無意識に人と接してしまっているということに気付かされる。
組織開発従事者が主たる対象者になりそうだけど、カウンセリングやコーチングに従事している人にも読んでもらい、
・「いま」自分がクライアント何をしているのか?
をしっかり考え、説明できる力をぜひつけて欲しい。
個人的には、
・無知にアクセスすること(無知の知と理解)
・自分のすることはすべて介入である
・流れに身を任せる
の言葉がすごく刺さった。
翻訳本につき、完全に理解できるにはあと3回くらいは読まないとダメかなと思う。
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プロセス・コンサルテーション―援助関係を築くこと 単行本 – 2012/11/2
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コンサルタントとクライアントとの相互作用に焦点を当て,いかにして健全な援助関係を効果的に実現するかを説明。コンサルタントとしての40年を越える経験をもとに,援助の一般理論と方法論を構築した決定版である。
- 本の長さ372ページ
- 言語日本語
- 出版社白桃書房
- 発売日2012/11/2
- ISBN-10456113140X
- ISBN-13978-4561131403
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
コンサルタントとクライアントとの相互作用に焦点を当て、いかにして健全な援助関係を実現するかを説明。コンサルタントとしての40年を越える経験をもとに、援助の一般理論と方法論を構築する。
著者について
マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院名誉教授。
1972年から1982年までの間、組織研究グループの学科長を務める。産業心理、組織心理に関するアメリカ心理療法士協会の資格をもち、アメリカ心理学会の会員。NTL協会においてグループトレーナーを務め、アメリカやヨーロッパ諸国において組織文化、組織開発、プロセス・コンサルテーション、キャリア・ダイナミックスについてコンサルティングをおこなう。
クライアントにはチバ・ガイギー、シェル・インターナショナル、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)、ゼネラル・フーヅ、IBM、アップル、ポラロイドなど国際的に有名な企業が数多く含まれる。
ゴードン・ハーウィック賞、社会科学研究会議の研究員、組織開発への貢献により、ASTD賞を受賞。
1972年から1982年までの間、組織研究グループの学科長を務める。産業心理、組織心理に関するアメリカ心理療法士協会の資格をもち、アメリカ心理学会の会員。NTL協会においてグループトレーナーを務め、アメリカやヨーロッパ諸国において組織文化、組織開発、プロセス・コンサルテーション、キャリア・ダイナミックスについてコンサルティングをおこなう。
クライアントにはチバ・ガイギー、シェル・インターナショナル、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)、ゼネラル・フーヅ、IBM、アップル、ポラロイドなど国際的に有名な企業が数多く含まれる。
ゴードン・ハーウィック賞、社会科学研究会議の研究員、組織開発への貢献により、ASTD賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : 白桃書房 (2012/11/2)
- 発売日 : 2012/11/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 372ページ
- ISBN-10 : 456113140X
- ISBN-13 : 978-4561131403
- Amazon 売れ筋ランキング: - 102,269位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 559位マネジメント・人材管理
- - 718位その他の経営理論関連書籍
- - 2,015位社会学概論
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
機械翻訳の様な日本語で専門職を介した翻訳とは思えない(専門書に有りがちではあるが)。きっと原本の英語版の方が分かりやすいのではないだろうか。
2015年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私自身は企業の人事部にて、いわゆるHR Business Partnerとして働いています。本書は、コンサルタントとして社外の顧客を持つ仕事をしている人のみならず、人事のように社内の顧客を相手に仕事をしている人にとっても有益です。ともすると、「相手の役に立つ=相手の代わりに問題を解決する」と考えてしまいがちです。なぜなら、その結果として、短期的には相手から喜ばれることが多いからです。私たちの多くは、この誘惑に引き込まれがちです。ただ、そういった依存関係は、長期的には当該者のオーナーシップの欠如と自ら成長しようとする能力の不足をもたらしてしまうと思います。
真に他者を助けるということは、他者を尊重し、彼らが自律することを助けるということ。そういう意味で、本書で述べられているような援助者としての哲学は、あらゆる援助的関係に基づいて仕事をする人にとっての指針になると思います。援助者としてのリーダーシップのあり方としても読めます。
真に他者を助けるということは、他者を尊重し、彼らが自律することを助けるということ。そういう意味で、本書で述べられているような援助者としての哲学は、あらゆる援助的関係に基づいて仕事をする人にとっての指針になると思います。援助者としてのリーダーシップのあり方としても読めます。
2020年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
対人支援を行うコンサルタント、コーチング、カウンセラーにとっては必読の書
これだけ体系的のまとまった本はあまり見たことがない。
これだけ体系的のまとまった本はあまり見たことがない。
2021年3月1日に日本でレビュー済み
本書は、クライアント中心療法で知られるカール・ロジャースと、多くの点で共通しているように思える。本書の第一印象は、このロジャースの焼き直しではないかとの疑問である。ロジャースは1957年の論文で自らの方法論の特徴を6つにまとめている(Rogers, C.R. (1957). The necessary and sufficient conditions of therapeutic personality change. Journal of Consulting and Clinical Psychology, 21: 95-103.)。これと比較してみたい。
① Psychological Contact―クライアントとセラピストが互いに重要な存在であるという関係が成立するとき、クライアントに対する直接的な働きかけがなくても、クライアントに変化が訪れる。これはプロセス・コンサルテーションの発想と同じではないか。
② Client Incongruence―実際の経験と自己像に矛盾があるとき、人は不安になり、助けを求めることになる。これはクライアントの何が問題なのかの説明である。プロセス・コンサルテーションは問いを駆使して、本当の現実と共同の課題を見付けることになるでしょう。
③ Counselor Congruence―自己一致と訳されるが、なかなか難しい用語である。簡単にいうとクライアントに誠実に接することだが、正面切って模範を示すことではない。以下の受容と共感の不可欠の前提との見方もある。また必要な時に自らの感情に忠実であれという要求でもある。どこまでも自分を偽らずに誠実であることで、高いレベルの率直な信頼関係を築けるということでしょうか。この項に関連してロジャースはエンカウンターという用語を多用する。
④ Unconditional Positive Regard―受容と訳される。クライアントへの思いやり(caring)であるが、決してポジティブなものでなく、クライアントのニーズを満足させるものと説明される。こうすることで、不安がらずに自分と自分の経験を話せるようになる。まさにプロセス・コンサルテーションの姿勢そのものです。
⑤ Empathy―共感のこと。クライアントの世界、クライアントの認知的枠組みを理解し、その理解を伝えることである。
⑥ Communication of Conditions Achieved/Perceived―ロジャースは、共感するだけで十分だという。共感的な理解を伝える方法は無限である。身体の動き、礼儀正しさ、アイコンタクトなどです。特にクライアントのいった言葉を繰り返すことは、鏡のように機能して、クライアントの自己理解を助けてくれる。プロセス・コンサルテーションでも共感は重要だが、これほどまでに技法に重点を置いていない。プロセス・コンサルテーションは心理療法でないということだ。
ロジャースの概念と比較することで、プロセス・コンサルテーションをより深く理解できる。精神分析家のコフートに、あなたの理論はロジャースに似ているといったら、コフートは激怒したという話が伝わっているが、本書の著者のシャインも激怒するかもしれないが、よく似ている。ロジャースとの違いは、⑥と次の⑦と⑧にある。カウンセリングとコンサルティングの違いと言い換えてもいいかもしれない。
⑦ ダイアローグするか
ロジャース流のカウンセリングへの不満として多いのは、「話を聞いてくれるだけで何もしてくれない」というものである。下手なカウンセラーだからでしょうが、それにしてもカウンセラーとクライアントが‘対話’をしている印象がない。プロセス・コンサルテーションは、共感ばかりでなく顧客満足も意識している。⑥の技法を重視しないことにも通じるが、言葉を繰り返すだけではダイアローグにならない。
⑧ 次の一手を探すか
ロジャース流カウンセリングは問題解決志向ではないので、次の一手を探しに行くことはない。しかしクライアントの不安は消え、自分がなぜカウンセリングを受けているのかわからないという形の終結になることもある。プロセス・コンサルテーションは、次の一手を探して、その結果がどういうものになるかを見極めて終結する。
繰り返すが、本書はロジャース流に似ている。それは人と接して話すときの基本が共通しているということではないだろうか。
① Psychological Contact―クライアントとセラピストが互いに重要な存在であるという関係が成立するとき、クライアントに対する直接的な働きかけがなくても、クライアントに変化が訪れる。これはプロセス・コンサルテーションの発想と同じではないか。
② Client Incongruence―実際の経験と自己像に矛盾があるとき、人は不安になり、助けを求めることになる。これはクライアントの何が問題なのかの説明である。プロセス・コンサルテーションは問いを駆使して、本当の現実と共同の課題を見付けることになるでしょう。
③ Counselor Congruence―自己一致と訳されるが、なかなか難しい用語である。簡単にいうとクライアントに誠実に接することだが、正面切って模範を示すことではない。以下の受容と共感の不可欠の前提との見方もある。また必要な時に自らの感情に忠実であれという要求でもある。どこまでも自分を偽らずに誠実であることで、高いレベルの率直な信頼関係を築けるということでしょうか。この項に関連してロジャースはエンカウンターという用語を多用する。
④ Unconditional Positive Regard―受容と訳される。クライアントへの思いやり(caring)であるが、決してポジティブなものでなく、クライアントのニーズを満足させるものと説明される。こうすることで、不安がらずに自分と自分の経験を話せるようになる。まさにプロセス・コンサルテーションの姿勢そのものです。
⑤ Empathy―共感のこと。クライアントの世界、クライアントの認知的枠組みを理解し、その理解を伝えることである。
⑥ Communication of Conditions Achieved/Perceived―ロジャースは、共感するだけで十分だという。共感的な理解を伝える方法は無限である。身体の動き、礼儀正しさ、アイコンタクトなどです。特にクライアントのいった言葉を繰り返すことは、鏡のように機能して、クライアントの自己理解を助けてくれる。プロセス・コンサルテーションでも共感は重要だが、これほどまでに技法に重点を置いていない。プロセス・コンサルテーションは心理療法でないということだ。
ロジャースの概念と比較することで、プロセス・コンサルテーションをより深く理解できる。精神分析家のコフートに、あなたの理論はロジャースに似ているといったら、コフートは激怒したという話が伝わっているが、本書の著者のシャインも激怒するかもしれないが、よく似ている。ロジャースとの違いは、⑥と次の⑦と⑧にある。カウンセリングとコンサルティングの違いと言い換えてもいいかもしれない。
⑦ ダイアローグするか
ロジャース流のカウンセリングへの不満として多いのは、「話を聞いてくれるだけで何もしてくれない」というものである。下手なカウンセラーだからでしょうが、それにしてもカウンセラーとクライアントが‘対話’をしている印象がない。プロセス・コンサルテーションは、共感ばかりでなく顧客満足も意識している。⑥の技法を重視しないことにも通じるが、言葉を繰り返すだけではダイアローグにならない。
⑧ 次の一手を探すか
ロジャース流カウンセリングは問題解決志向ではないので、次の一手を探しに行くことはない。しかしクライアントの不安は消え、自分がなぜカウンセリングを受けているのかわからないという形の終結になることもある。プロセス・コンサルテーションは、次の一手を探して、その結果がどういうものになるかを見極めて終結する。
繰り返すが、本書はロジャース流に似ている。それは人と接して話すときの基本が共通しているということではないだろうか。
2017年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事上、コンサルティングの技術が必要なのですが、この本の考え方は、自分で考えてもモヤモヤしていた部分を払拭してくれるものでした。まさに、目からウロコが落ちる、という印象でした。読み進めるのに、時間がかかりますが、その時間がとても楽しいものになっています。
2019年4月6日に日本でレビュー済み
## 概要
過去に読んだ「[人を助けるとはどういうことか](https://senooken.jp/blog/2019/02/25/)」で引用されていて興味を持ち,本書を読んだ。
著者のシャインが実践してきたプロセス・コンサルテーションについて書かれている。プロセス・コンサルテーションの原則を示し,シャインの経験談を元に,どうすればよい関係を築けるかが書かれていた。
読んだ感じだと,けっこう堅苦しい感じで,やや読みにくかった。一般の人であれば,「人を助けるとはどういうことか」をちゃんと読んで実践すれば十分なように感じた。
## 参考
> ### p. 15: 第1章 プロセス・コンサルテーションとは何か?
> 当面の質問に答えるのが危険なのは,そうすることで会話は終わってしまい,隠れた問題が表面に出てくるチャンスがなくなってしまうからであう。
支援の関係として,質問に対して回答するものがある。しかし,このやり方はあまりよくない。それがここで書かれていた。よく「質問に対して質問で返すな」とはいうが,質問に対して質問で返さなければ,本当の問題は解決できない。
> ### p. 82: プロセス・コンサルテーションの一般的原則10ヶ条
> 1. 常に柄らになろうとせよ。
> 2. 常に目の前の現実との接触を保て。
> 3. あなたの無知にアクセスせよ。
> 4. あなたのすることはどれも介入である。
> 5. 問題を抱え,解決法を握っているのはクライアントである。
> 6. 流れに身を任せよ。
> 7. タイミングが極めて重要である。
> 8. 真っ向から対決する介入については建設的オポチュニズムであること。
> 9. 全てはデータである。誤りは避けられないが,そこから学習せよ。
> 10. 疑わしい時は,問題を共有せよ。
>
> 私の観点からみてうまくいかなかった例では,例外なくこれら10原則うちのどれかを破ってしまっていた。同様に,私は暗礁に乗り上げ,次の何をすべきかわからない場合は,この10原則を思い出すことにしている。
プロセス・コンサルテーションの原則が書かれていた。この10原則がこの本の全てといってもいいだろう。
巻末の12章にもこの原則が簡潔にまとまっているのでこちらも参考になった。
## 結論
シャインの代表論であるプロセス・コンサルテーションについて書かれた本だった。
援助関係を築くために重要な10の原則を元に,どういう過程でこの原則が導かれたのか,シャインの実体験を元に書かれており参考になった。
ただし,内容はやや固かったので若干読みにくかった。援助関係について知りたければ,「[人を助けるとはどういうことか](https://senooken.jp/blog/2019/02/25/)」のほうが読みやすかったので,こちらもオススメしたい。
パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/04/11/
過去に読んだ「[人を助けるとはどういうことか](https://senooken.jp/blog/2019/02/25/)」で引用されていて興味を持ち,本書を読んだ。
著者のシャインが実践してきたプロセス・コンサルテーションについて書かれている。プロセス・コンサルテーションの原則を示し,シャインの経験談を元に,どうすればよい関係を築けるかが書かれていた。
読んだ感じだと,けっこう堅苦しい感じで,やや読みにくかった。一般の人であれば,「人を助けるとはどういうことか」をちゃんと読んで実践すれば十分なように感じた。
## 参考
> ### p. 15: 第1章 プロセス・コンサルテーションとは何か?
> 当面の質問に答えるのが危険なのは,そうすることで会話は終わってしまい,隠れた問題が表面に出てくるチャンスがなくなってしまうからであう。
支援の関係として,質問に対して回答するものがある。しかし,このやり方はあまりよくない。それがここで書かれていた。よく「質問に対して質問で返すな」とはいうが,質問に対して質問で返さなければ,本当の問題は解決できない。
> ### p. 82: プロセス・コンサルテーションの一般的原則10ヶ条
> 1. 常に柄らになろうとせよ。
> 2. 常に目の前の現実との接触を保て。
> 3. あなたの無知にアクセスせよ。
> 4. あなたのすることはどれも介入である。
> 5. 問題を抱え,解決法を握っているのはクライアントである。
> 6. 流れに身を任せよ。
> 7. タイミングが極めて重要である。
> 8. 真っ向から対決する介入については建設的オポチュニズムであること。
> 9. 全てはデータである。誤りは避けられないが,そこから学習せよ。
> 10. 疑わしい時は,問題を共有せよ。
>
> 私の観点からみてうまくいかなかった例では,例外なくこれら10原則うちのどれかを破ってしまっていた。同様に,私は暗礁に乗り上げ,次の何をすべきかわからない場合は,この10原則を思い出すことにしている。
プロセス・コンサルテーションの原則が書かれていた。この10原則がこの本の全てといってもいいだろう。
巻末の12章にもこの原則が簡潔にまとまっているのでこちらも参考になった。
## 結論
シャインの代表論であるプロセス・コンサルテーションについて書かれた本だった。
援助関係を築くために重要な10の原則を元に,どういう過程でこの原則が導かれたのか,シャインの実体験を元に書かれており参考になった。
ただし,内容はやや固かったので若干読みにくかった。援助関係について知りたければ,「[人を助けるとはどういうことか](https://senooken.jp/blog/2019/02/25/)」のほうが読みやすかったので,こちらもオススメしたい。
パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/04/11/
2004年7月16日に日本でレビュー済み
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コンサルタントというのは一般に知識・情報を提供したり、会社を医師のように診断し治療のための処方箋を提供するものと考えられている。いずれにしても、コンサルタントはクライアントよりも一段上にあり、クライアントの問題を彼らに代わって解決する専門家であると考えられている。
この本ではコンサルタントのそうした在り方を見直し、クライアントと対等な関係で接し、彼らが自らの力で問題を発見し解決することを助けるの援助者としてコンサルタントを考えている。
私も経営コンサルティングを生業としてるものであるが、この本の内容は、お客様との関係を良好に保ち、よりよいコンサルティングを行なっていくための具体的な方法、事例があげられており、自分自身の仕事をを見直す大きなきっかけとなった。
お客様を大事に思うコンサルタントにぜひ読んでもらいたい一冊である。
この本ではコンサルタントのそうした在り方を見直し、クライアントと対等な関係で接し、彼らが自らの力で問題を発見し解決することを助けるの援助者としてコンサルタントを考えている。
私も経営コンサルティングを生業としてるものであるが、この本の内容は、お客様との関係を良好に保ち、よりよいコンサルティングを行なっていくための具体的な方法、事例があげられており、自分自身の仕事をを見直す大きなきっかけとなった。
お客様を大事に思うコンサルタントにぜひ読んでもらいたい一冊である。