新春大歌舞伎:仮名手本忠臣蔵(大阪松竹座)


 あの頃は、歌舞伎のチケットを手に入れるのって本当に大変だった。
 そう、バブルの頃にはね。


shochikuza201001b それが、1月の新春大歌舞伎というのに券が余っているらしい。松七日が明けているのに新聞広告が出るなんて、、、(左の写真は、松竹のHPより)








 

 それにしても今回は、十段目が上演されるのがうれしい。
 「天川屋義平は男でござる」の大見得で有名な段だが、近年はほとんど上演されない。よっ、さすが関西歌舞伎! しかも演じるのは片岡我當(仁左衛門、秀太郎の実兄)。同大工学部卒。理系の人なのだ。

 このひと、地味で堅実で、とても知的な芸風。
 おまけに、歌舞伎役者のくせに顔が小さい、と来てる。父親(先代仁左衛門)ゆずりなんだけど。gihei

 大見得を切る役柄はちょっと似合わない気もするが、天川屋義平(史実では天野屋利兵衛)は商人。商人が赤穂浪士に意気に感じて、おもわず武家言葉を使って大見得を切るのである。いわばこれは、義平のテンパリ芸。
 我當さんこそが似つかわしい。

 


 そのほか今回は、これまた近年上演されることが稀な八段目(戸無瀬、小浪の母娘の道行)も。演じるのは、藤十郎と扇雀の親子。


・・・あー行きたいなぁ。でも、チケットが手に入っても、時間がない(苦)。

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一年の締めくくり紅白歌合戦、、、

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