脱獄するまでの過程における個々の場面の
こだわりや詳細さには目を奪われます。
全体的に見て従来の脱獄ものに比べ あまり緊張感が高まらないのは、
この監督の目の付け所が凡庸な監督と まったく異なっているためでしょう。
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抵抗-死刑囚は逃げた [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | ロベール・ブレッソン, フランソワ・ルテリエ, シャルル・ル・クランシュ |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 37 分 |
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登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : フランス語
- 梱包サイズ : 19 x 13.6 x 1.6 cm; 136.08 g
- EAN : 4523215037433
- 監督 : ロベール・ブレッソン
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 37 分
- 発売日 : 2009/2/28
- 出演 : フランソワ・ルテリエ, シャルル・ル・クランシュ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : フランス語 (Mono)
- 販売元 : 紀伊國屋書店
- ASIN : B001NXPI6E
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 89,556位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,045位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 8,371位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1957年カンヌ国際映画祭監督賞。
尋常ではない緊迫感を持った映画です。
観ていると、気づかぬうちに、ぐんぐん引き込まれています。
第二次大戦中、ドイツ軍の収容所から脱走しようとするフランス人、フォンテーヌ中尉の苦闘を描きます。
死が迫った極限状況において、戦争というものの本質を暴き出しています。
脱走の成功は、フォンテーヌの不屈の魂の産物ですが、仲間たちの協力も忘れることができません。
収容所において、社会の縮図のようなものが存在していることを良く描いています。
前作「田舎司祭の日記」に見られたシンプルさは、さらに強化され、禁欲的な映像に昇華されています。
フォンテーヌを演じたフランソワ・ルテリエは、ある種の崇高さすら醸し出しています。
この人は後に映画監督になったそうですが、ブレッソンの演出に良く応えています。
モーツァルトの「ミサ曲ハ短調」の使い方も効果的です。
カンヌで賞を取ったのも、しごく当然という感じがする名作です。
ヨーロッパの観客に、戦争の記憶を生々しく思い出させたでしょう。
次にブレッソンは、日常生活の中に潜む極限状況を描くべく、「スリ」を撮ります。これも当然ながら必見。
尋常ではない緊迫感を持った映画です。
観ていると、気づかぬうちに、ぐんぐん引き込まれています。
第二次大戦中、ドイツ軍の収容所から脱走しようとするフランス人、フォンテーヌ中尉の苦闘を描きます。
死が迫った極限状況において、戦争というものの本質を暴き出しています。
脱走の成功は、フォンテーヌの不屈の魂の産物ですが、仲間たちの協力も忘れることができません。
収容所において、社会の縮図のようなものが存在していることを良く描いています。
前作「田舎司祭の日記」に見られたシンプルさは、さらに強化され、禁欲的な映像に昇華されています。
フォンテーヌを演じたフランソワ・ルテリエは、ある種の崇高さすら醸し出しています。
この人は後に映画監督になったそうですが、ブレッソンの演出に良く応えています。
モーツァルトの「ミサ曲ハ短調」の使い方も効果的です。
カンヌで賞を取ったのも、しごく当然という感じがする名作です。
ヨーロッパの観客に、戦争の記憶を生々しく思い出させたでしょう。
次にブレッソンは、日常生活の中に潜む極限状況を描くべく、「スリ」を撮ります。これも当然ながら必見。
2023年8月2日に日本でレビュー済み
人生自体が死刑まで監獄に収監されているものとも考えられるが、我々の場合は日々の享楽にその事実を忘れる事も出来る。しかしこの主人公の場合、とても安易な希望を糧にと言う状況でもなく、ただ脱獄という道なき道に向かい、得られるのはその針穴に糸を通す試みに突っ伏する事による精神の安定のみであり、いずれスプーンが手に入る等のちょっとした奇跡にかの意思を感じざるを得ず、またふとした事態に絶望の底に陥る。そして脱獄が叶ったとき、確かに道はそこにあったと壁が映し出される。
2009年11月11日に日本でレビュー済み
多いに期待して観たので残念でした。
意味なくテンポが遅い場面が多かったり、主人公の演技には緊迫感がありませんでした。
このテーマでは、恐怖、ストレス、絶望を感じる演出/演技が欲しいですが、残念ながらそれが感じられませんでした。
短い映画であるにも関わらず、主人も私も途中でちょっと退屈してしまい、最後は「あれ?」という感じで拍子抜けでした。
ただ、ドイツの看守を殺害する場面は好きでした。最近の映画ではくどい程血を画面に出しますが、この映画ではすっきりと格好いい演出をしており、殺害シーンで星1つ加え、星2つ。
意味なくテンポが遅い場面が多かったり、主人公の演技には緊迫感がありませんでした。
このテーマでは、恐怖、ストレス、絶望を感じる演出/演技が欲しいですが、残念ながらそれが感じられませんでした。
短い映画であるにも関わらず、主人も私も途中でちょっと退屈してしまい、最後は「あれ?」という感じで拍子抜けでした。
ただ、ドイツの看守を殺害する場面は好きでした。最近の映画ではくどい程血を画面に出しますが、この映画ではすっきりと格好いい演出をしており、殺害シーンで星1つ加え、星2つ。
2009年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は、是非、部屋を暗くしてお一人で、静かな時間に(できればイヤホンをつけて)鑑賞してください。
それから、この作品の醍醐味である「圧倒的な臨場感」を最高の形で体感できるのは、一回目のみであることを明記させていただきます。脱走と同じく、一発勝負にかける集中力を要求されます。
蛇足ですけれど、ジャック・ベッケルの『穴』も、脱走映画の名作としておすすめです。
フランス人はアメリカ人よりも、脱走映画が巧い。
それから、この作品の醍醐味である「圧倒的な臨場感」を最高の形で体感できるのは、一回目のみであることを明記させていただきます。脱走と同じく、一発勝負にかける集中力を要求されます。
蛇足ですけれど、ジャック・ベッケルの『穴』も、脱走映画の名作としておすすめです。
フランス人はアメリカ人よりも、脱走映画が巧い。
2012年5月12日に日本でレビュー済み
息を潜め、耳を澄ます…。
主人公(と観客)は全編これを続けることになる。 聞こえる音は、靴音・霧笛・鐘の音・壁を叩く音・市電の音・列車の音・自転車の軋む音…。
この映画、4回程度しか音楽はかからない。 会話は最低限、あとはモノローグのみ(そうせざる得ない状況だ)。 禁欲的な描写でアクションはほぼない。
だが退屈している暇は無い。 一瞬の油断も許されない綿密な作業。 静かで淡々と進む映画だが常に緊張感が途切れない。 見ていて(こっちが)疲れてしまうほど。
まったく無駄がない映画だ。
舞台はナチス占領下のフランス・リヨンのモンリュック監獄。 ナチス抵抗運動で捕らえられた青年が脱獄に挑む。
全編主人公の視点のみで語られる。 観客は主人公とともに少しづつ監獄の状況を知り、脱獄の準備から実行までを目撃することになる。
映画のほとんどが脱獄の準備などの描写に費やされる。(脱獄実行シーンは終盤の約20分弱 ← ここの静かなスリルもいい)
周到な準備やルートの確保(扉の破壊等)は手に汗握る。 何も無いところから少しずつ’脱獄’を組み立てていくスリル。非常に精密な描写だ。
さらに、何時部屋の中を看守に点検されるかという恐怖。 ばれたら銃殺という中、常に生命の危険を感じながら地道な作業を進める主人公。 何度も聞こえる看守の足音と、聞こえるたびに作業をとめて耳を澄ます主人公が印象的。
‘脱獄映画’には『大脱走』『第十七捕虜収容所』『アルカトラズからの脱出』などの多くの秀作があるが、脱獄そのものを丁寧に描いたという点でその頂点が本作だと思う。
また、息が詰まるようなテイストは密室映画的でもある。 寡黙な最小限の登場人物で構成された映画。 感情の発露を抑えた徹底的にドライなタッチも映画にあっている。
1956年公開作ということなのだが、古くなっていない。 豊かな娯楽性をもつ映画だ。
同封のリーフレットも詳細ですばらしい。ブレッソン監督の芸術性や宗教的な視点からの解説は非常に参考になった。
が、私にとってこの映画の第一印象は
「見事に禁欲的な‘娯楽’サスペンス」だ。
芸術性だけではなく十分娯楽映画としても楽しめる映画です。
未見の方、是非。
主人公(と観客)は全編これを続けることになる。 聞こえる音は、靴音・霧笛・鐘の音・壁を叩く音・市電の音・列車の音・自転車の軋む音…。
この映画、4回程度しか音楽はかからない。 会話は最低限、あとはモノローグのみ(そうせざる得ない状況だ)。 禁欲的な描写でアクションはほぼない。
だが退屈している暇は無い。 一瞬の油断も許されない綿密な作業。 静かで淡々と進む映画だが常に緊張感が途切れない。 見ていて(こっちが)疲れてしまうほど。
まったく無駄がない映画だ。
舞台はナチス占領下のフランス・リヨンのモンリュック監獄。 ナチス抵抗運動で捕らえられた青年が脱獄に挑む。
全編主人公の視点のみで語られる。 観客は主人公とともに少しづつ監獄の状況を知り、脱獄の準備から実行までを目撃することになる。
映画のほとんどが脱獄の準備などの描写に費やされる。(脱獄実行シーンは終盤の約20分弱 ← ここの静かなスリルもいい)
周到な準備やルートの確保(扉の破壊等)は手に汗握る。 何も無いところから少しずつ’脱獄’を組み立てていくスリル。非常に精密な描写だ。
さらに、何時部屋の中を看守に点検されるかという恐怖。 ばれたら銃殺という中、常に生命の危険を感じながら地道な作業を進める主人公。 何度も聞こえる看守の足音と、聞こえるたびに作業をとめて耳を澄ます主人公が印象的。
‘脱獄映画’には『大脱走』『第十七捕虜収容所』『アルカトラズからの脱出』などの多くの秀作があるが、脱獄そのものを丁寧に描いたという点でその頂点が本作だと思う。
また、息が詰まるようなテイストは密室映画的でもある。 寡黙な最小限の登場人物で構成された映画。 感情の発露を抑えた徹底的にドライなタッチも映画にあっている。
1956年公開作ということなのだが、古くなっていない。 豊かな娯楽性をもつ映画だ。
同封のリーフレットも詳細ですばらしい。ブレッソン監督の芸術性や宗教的な視点からの解説は非常に参考になった。
が、私にとってこの映画の第一印象は
「見事に禁欲的な‘娯楽’サスペンス」だ。
芸術性だけではなく十分娯楽映画としても楽しめる映画です。
未見の方、是非。
2015年5月18日に日本でレビュー済み
白黒、フランス映画の傑作、死刑宣告、ナチス収容所から、いかに逃げるか、青年が一人、知恵を絞り、命がけの脱走を試みる。しかし、なんだかんだいって、収容所、仲間に助けられている孤独な戦いだ。
2009年1月27日に日本でレビュー済み
こればっかりは、作品を見ないと話にならない。淡々とした描写が凄いサスペンス。ただし、アマゾン・イギリスとかアメリカで購入すると、もっと安く入手できるのでは。字幕なしでOKの映画ですから。