「ルカ・トーニは次のクラブを探した方がいいだろう」。バイエルン・ミュンヘンを率いるルイス・ファン・ハール監督は、自身のチームに所属する選手をきつく突き離した。

トーニは先日、イタリア『RAI』に対して、ファン・ハール監督とうまくいっていないことを明かしていた。まったくフィーリングが合わないと語っており、1月の市場でイタリアに復帰したいと述べている。

これに不満を持ったファン・ハール監督は、25日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節マッカビ・ハイファ戦の招集メンバーからトーニを外した。バイエルンはコンディションの問題で外れたと説明していたものの、メディアはペナルティーだと報じている。

ファン・ハール監督は、「彼は移籍したいと繰り返していた。だから、違うクラブを探せばいいのだ。私はどの選手もチャンスを得るにふさわしいと思っている。ただ、それはプロとしての行動があってこそだ」とも語った。ついに両者の関係は完全に破綻したとみていいだろう。

そのトーニには、スペインからバレンシアが興味を持っているとの噂がある。以前から右サイドバックの補強を目指しているバイエルンは、DFミゲウとのトレードを考慮しているようだ。