日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

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韓国の漢字復活論争

2009年02月19日 | 日本語

 韓国で漢字復活論者の活動が活発になったそうである。韓国で漢字が禁止されたのは1948年、独立してナショナリズムの高まりとともに漢字を禁止してしまった。現在では殆どが漢字を読めない。「インムン」は「入門」のことだが漢字で書き表さないので「門に入る」と言う意味を知らないで使っている。「チョンギ」とかくと「伝記」「電気」「転機」の区別がわからない。日本語以上に韓国語では同音異義語が多い。ハングルだけで表記すれば同音異義語の区別がつかない。いきおい使われなくなった単語も多い。 漢字禁止の背景には「ハングルは世界一の表音文字である」という思い込みがある。さらに漢字は中国語だから禁止したのではなく日本語だから禁止したのである。反日の一つの表れが漢字禁止である。20世紀の前半は日本の一部になったために韓国語の単語の新しいものはすべて日本語から来ている。社会、文化、経済、哲学、大学、電気、伝記、物理、数学などである。これらをハングル表記して漢字の意味を知らずに使っているのである。漢字でできている単語は漢字で表記するのが自然で、理にかなっている。 「物理」と書かずに「ぶつり」と書き続けると「物の理」と言う意味がわからなくなる。「傾城」というのは「城を傾けるほどの美女」であるが漢字で書かないと意味が全く伝わらない。
 日本語では考えられないが「漢字を使わず平仮名だけで表記しろ」と言われた場合の困難に相当する。これを韓国は強行したのである。
 60年たって其の弊害に気づき漢字を復活しようという運動が活発になってきたのである。呉善花氏は漢字復活賛成であるが「漢字復活だけでは十分ではない」という。彼女は漢字禁止の時代を経験し、日本へ渡航後、日本語の勉強をしながら漢字を覚えていった経験の持ち主である。彼女は音読みと訓読みの二つがあって苦労したが訓読みの意味を知って戦慄を覚えたと言う。訓読みは日本語の意味で漢字を読むことで漢字を日本語表意文字に変えてしまう。これにより日本語が表音文字だけでなく、表意文字を持つ強力な言語になったことを意味する。大和言葉が消えることなくいつまでも残ることになった。韓国語では多くの基本的が固有語が消えているのに対し日本語では万葉集の和歌が現代人に何なく理解できるほど保存されている。呉善花氏の「訓読みを韓国語でも採用しよう」という提案は実現の可能性は低いがもし実現すれば日本と韓国の友好関係は今とは全く違った形になるものと思える。

 

 


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1 コメント

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興味深いです (藤堂俊介)
2010-12-30 15:16:31
 日本語は大切にしていかないと感じる時事でしたね。

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