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6/13いよいよ地球帰還へ!「はやぶさ」7年間の旅を振り返ろう


■「はやぶさ」って何?

まずは「はやぶさ」とは一体何なのか、どんなミッションを託されていたのかをおさらいしてみましょう。


http://hayabusa.jaxa.jp/
地球まであと6000万km!小惑星探査機「はやぶさ」がいよいよ帰還へ - はてなニュース
次の日曜日は「はやぶさ」の帰還を見守ろう - エキサイトニュース
「はやぶさ」とは、小惑星「イトカワ」の表面の物質(サンプル)を地球に持ち帰ることを目的に、2003年5月9日に打ち上げられた小惑星探査機。2005年にはイトカワへの到達に成功し、その後はトラブルにより地球への帰還を3年延期していましたが、2010年6月、ついに帰還を果たすこととなりました。
これまで人類がサンプルを採取できた地球以外の天体は「月」だけでしたが、今回はやぶさが小惑星から採取したサンプルを持ち帰ることができれば、人類初の快挙。はやぶさが持ち帰ったサンプルから、「惑星や小惑星を作るもとになった材料」についてや、「惑星が誕生するころの太陽系星雲内の様子」についての手がかりを得ることができると期待されています。

■「はやぶさに助けられた」7年間の旅の軌跡

2003年の打ち上げからスタートしたはやぶさの旅ですが、途中幾多のトラブルにも見舞われ、帰還が危ぶまれたことも一度や二度ではありませんでした。続いてはそんな旅の様子を振り返ってみましょう。

 
はやぶさ: NECの宇宙開発利用への取り組み「宙への挑戦」 | NEC
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/06/05/009/index.html
404 File Not Found | 宇宙科学研究所
「ここからが本番」はやぶさの地球帰還・再突入に向けてメッセージ - はてなニュース
これらのエントリーでは、プロジェクトに関わったスタッフの証言を元に、7年間の旅を振り返ることができます。化学エンジンの燃料漏れやイオンエンジンの異常停止といった重大なトラブルに見舞われながらも、13日の帰還が確実となったはやぶさ。JAXAのプロジェクトマネージャである川口淳一郎さんによれば、エンジンのトラブルに関しては「はやぶさに助けられた」と感じているそう。「地上からの指令以上の反応を自らの力で見せてくれた」「確かに我々ははやぶさに手を差し伸べたが、向こうからも積極的に応えてくれた」と、まさに“奇跡”とも言えるアクションを起こしてくれたはやぶさについて、感慨深く語っています。

■みんなではやぶさに「おかえり!」を言おう

まさに歴史的瞬間となるはやぶさの帰還に向けて、様々なイベントやグッズも企画されています。

<ニコニコ生放送も!ネットで見られる特別番組が続々>
みんなで「おかえり!」 ニコニコ生放送で「はやぶさ」帰還番組 - はてなニュース
ISAS | 「はやぶさ」帰還日のイベント情報 / トピックス
帰還当日の6月13日(日)は、ニコニコ生放送でもはやぶさの帰還を見守る特別番組が放送されます。またJAXA宇宙教育センターと日本宇宙少年団によるインターネット配信番組「宇宙教育テレビ」でも、同じく管制室のライブ中継や視聴者からのメッセージを紹介する特別番組が放送される予定です。

<擬人化キャラも登場?>
 
無事帰還を祈って――「はやぶさ迎え酒」個数限定で発売 - はてなニュース
お帰り、はやぶさたん! 擬人化フィギュア発売 - ITmedia NEWS
そして、はやぶさを擬人化した「はやぶささん」をパッケージにした“迎え酒”も登場。当日はこんなお酒を飲みながら帰還をお祝いしてみてはいかがでしょうか?また10月には、同じく擬人化キャラの「はやぶさたん」のフィギュアの発売も決定しています。


はやぶさ本体の機体は、残念ながら大気圏再突入の際に燃え尽きてしまう見込みだそう。当日は最後の勇姿をみんなで見守りながら、「おかえりなさい」を言いたいですね。

文: 飯塚朋子

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