ローマがラツィオを2−1と下した18日のローマダービーは、試合後にローマFWフランチェスコ・トッティが親指を下に向けるジェスチャーをしたことが話題となっている。ラツィオ側はトッティの行動に怒りを示しており、トッティは自身の公式サイト上で、次のように謝罪した。

「自分の喜び方で誰か気分を害した人がいるなら、許しを請うよ。勝ったことによるすごい熱狂に乗ってしまった。とにかく、誰かを侮辱したかったわけではない」

一方で、「苦しく、とても素晴らしい」勝利だったと話したトッティは、「その一方で、オレたちとラツィオのダービーとは、こういうものでもあるんだ。ローマの人間だったら、よく分かっているだろう」ともつけ加えている。

自身初となるローマダービーを経験したFWルカ・トーニは、チームメートであるトッティのジェスチャーについて、このようにコメントした。

「フランチェスコはサポーターだ。正直に言って、彼がしたことは見ていないんだよ。ただ、試合後に起きたことはひどいものだった。選手たちは何よりもまず、見本になろうとしなければいけないと思う。これはダービーだったんだ。すでに十分アツい試合だったんだよ。僕らは自分たちで気持ちを鎮めなければならないんだ」

「フランチェスコがしたことが、混乱の前だったか後だったかは分からない。僕は試合が終わったとき、ラツィオの選手たちがローマの選手たちを追いかけているのを見た。間違いをしたら、代償を払うべきだと思う。それは確実だよ。僕らはすべてのサポーターの良い手本でなければいけないんだ」