日本代表MF阿部勇樹(28)の浦和残留が29日、確実となった。阿部は31日で浦和との3年契約が満了。クラブ側から再契約の打診を受けていたが「一生のことなので、もう少し考えたい」と代理人を通じて海外移籍の可能性を模索していた。だが、阿部の獲得に興味を示していた欧州のクラブとの交渉が、1月末の移籍期限までにまとまる見通しが立たず、本人サイドも浦和と再契約する方針を固めた。

 阿部は現在、鹿児島・指宿で合宿中の日本代表に帯同中。早ければ30日にも、浦和側に残留の意向を伝え、契約年数や条件面など、代理人とクラブが再交渉に入る見込み。海外挑戦は、再び欧州の移籍市場が解禁となる今夏以降になりそうだ。