プログレ名盤
1960年代後半にイギリスで生まれたプログレッシヴ・ロック=プログレ。プログレッシヴという言葉は<先進的>や<前衛的>という意味ですが、決して特定の音楽性を指しているわけではなく、説明するのが難しいジャンルでもあります。ジャズやクラシックなどの非ロック的要素を取り込んだり、複雑かつ長尺な曲展開のものが多かったり、といった傾向はありますが、音楽性はバンドによって様々。ここでは、そんな奥深いプログレの世界のほんの入り口をご紹介しましょう。
Yes 『Fragile』
イギリスが誇る〈プログレ四天王〉の一角、イエスの代表作。バンド史上最強のメンバーが顔を揃え、しかも各人の多彩な音楽性が見事に調和した、プログレ史に残る大傑作 !
Renaissance 『Ashes Are Burning』
歌姫アニー・ハズラムを擁し、気品あるクラシカルなサウンドを追求したグループ。華麗で優美な世界を構築した初期の代表作。
Hatfield and the North 『Hatfield and the North』
元キャラヴァンのリチャード・シンクレアを中心としたスーパー・グループの、洒脱で端麗なジャズ・ロックを展開する1作目。
New Trolls 『Concerto Grosso n. 1』
イタリアン・プログレを代表するグループの3作目。オーケストラとの共演によりクラシカルでリリカルな旋律を響かせている。
Guru Guru 『Dance Of The Flames』
超絶変態ドラマー=マニ・ノイマイヤー率いるクラウト・ロックの名バンド。初期のフリーキーなサウンドから脱し、技巧的演奏で迫る中期の逸品。
Marillion 『Misplaced Childhood』
80年代に正統派プログレ復興の狼煙をあげた気骨ある英国バンド。劇的なサウンドがかつてのジェネシスを彷彿とさせる代表作。
ナップスターPCアプリでは、上記のアルバムをはじめとした必聴作品を〈プログレ名盤ページ〉にてまとめてご紹介しています。どこまでも続くプログレの深い森に、足を踏み入れて下さい。