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愛知の武豊線、15年春から電化 JR東海の旅客線で初

2010年3月18日

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 JR東海は18日、愛知県大府市と同県武豊町を結ぶJR武豊線(19.3キロ)を2015年春に電化すると発表した。JR東海道線と同じ電車が使えるようになり、名古屋市への通勤・通学がより便利になるという。1987年にJR東海が発足して以来、旅客線の電化は初めて。

 武豊線は1886年、東海道線の建設物資を運ぶためにつくられた。戦前まではしょうゆや酢、軍需物資など貨物輸送が軸だったが、現在は旅客が中心になっている。

 JR東海は現在使われているディーゼル列車の更新にあわせ、約82億円をかけて電化すると決めた。

 電化によって車両や運転士を柔軟に運用できるようになるほか、一般家庭の約540世帯分に相当する年間2900トンの二酸化炭素を削減できるという。地元の榊原純夫・半田市長は「環境面やスピードアップの面からも大変喜ばしい。高架化についても国や県、JR東海と協議していきたい」と歓迎している。

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