南アフリカ・ワールドカップに臨むイタリア代表メンバーが決定した。FIFAが設定する期限の少し前に、イタリア代表のマルチェッロ・リッピ監督は、23名の正式招集リストを発表。ファビオ・クアリアレッラが残った一方で、ビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシやミランFWマルコ・ボッリエッロが落選となった。そのほか、マッティア・カッサーニ、サルヴァトーレ・シリグ、アンドレア・コッスが選外となっている。直前に負傷したマウロ・カモラネージは、回復可能としてメンバー入りを果たした。

ゴールマウスに関しては、シリグの落選は予想どおりだろう。モルガン・デ・サンクティスが第3GKを務めることとなる。ディフェンスではサルヴァトーレ・ボッケッティとカッサーニが争っていたが、リッピ監督がジョルジョ・キエッリーニを左SBとして試しており、同選手がサイドに回る可能性が出てきたことで、SBよりもCBの需要が高まった。中盤については、コッスがメンバー外となることも事前に濃厚と見られていた。

一方で、事前の予想で謎だったのは前線だ。クアリアレッラとボッリエッロ、ロッシが1枠を争っていたが、勝ち残ったのはアウトサイダーと見られていたクアリアレッラだった。誰もが遅れを取っていると思っていたが…。

イタリア代表の23人は以下のとおり。なお、各選手の背番号も発表されている。

1:ジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントスGK)
2:クリスティアン・マッジョ(ナポリDF)
3:ドメニコ・クリッシト(ジェノアDF)
4:ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントスDF)
5:ファビオ・カンナヴァーロ(ユヴェントスDF)
6:ダニエレ・デ・ロッシ(ローマMF)
7:シモーネ・ペペ(ウディネーゼMF)
8:ジェンナーロ・ガットゥーゾ(ミランMF)
9:ヴィンチェンツォ・イアクインタ(ユヴェントスFW)
10:アントニオ・ディ・ナターレ(ウディネーゼFW)
11:アルベルト・ジラルディーノ(フィオレンティーナFW)
12:フェデリコ・マルケッティ(カリアリGK)
13:サルヴァトーレ・ボッケッティ(ジェノアDF)
14:モルガン・デ・サンクティス(ナポリGK)
15:クラウディオ・マルキージオ(ユヴェントスMF)
16:マウロ・カモラネージ(ユヴェントスMF)
17:アンジェロ・パロンボ(サンプドリアMF)
18:ファビオ・クアリアレッラ(ナポリFW)
19:ジャンルカ・ザンブロッタ(ミランDF)
20:ジャンパオロ・パッツィーニ(サンプドリアFW)
21:アンドレア・ピルロ(ミランMF)
22:リッカルド・モントリーヴォ(フィオレンティーナMF)
23:レオナルド・ボヌッチ(バーリDF)